■紅葉散策も登山でも一気に標高2,000mへと「新穂高ロープウェイ」
3,000m級の山々が連なる北アルプス。険しくも美しいその山容は登山者を魅了し続けている。標高も高いこの地域はひと足早く紅葉の見ごろを迎え、その姿は見事なまでに錦秋に彩られている。
もちろん、その絶景は登山者でなくても、その絶景を一望することができる。標高2,156mまで一気に昇ることができるのが「新穂高ロープウェイ」。山頂駅となる西穂高口駅の展望台からは360度の大パノラマが広がっている。
また、山頂駅からは「頂の森」への散策も楽しめる。途中にある「槍の回廊」や「西穂の踊り場」は絶好のフォトスポット。天気が良ければ槍ヶ岳も姿も見せてくれる。
西穂高口駅、中継地点となるしらかば平駅ともに、カフェやショップも充実しているので散策と合わせてひと息つきながらゆったりと過ごすのがいいだろう。
●西穂丸山への日帰り登山で大迫力の山容を間近に
険しい北アルプスもロープウェイを利用することで、日帰り登山も楽しむことができる。頂の森から登山口へと入り、西穂山荘を経て、西穂丸山まで登れば、槍穂高連峰は眼前に迫る大迫力。そして上高地方面を見下ろす絶景に出会える。
頂の森の先にある登山口から90分ほど、西穂山荘までは樹林帯を登っていく。いくつか急な登りの箇所もあるが、休憩がてらに色づく紅葉の木々を眺めながらゆっくりと登っていくのがいいだろう。途中、振り返ると笠ヶ岳の姿を一望できる。ロープウェイや展望台から見上げるように眺めるのとは違い、山頂と目線が同じくらいに感じられる。それだけでも登ってきたことを実感。
樹林帯を抜けた先、森林限界との境界線に建つのが西穂山荘。冬季でも通年で営業している登山者にとっては、ありがたい存在。日帰り登山であっても休憩や食事に利用することもできる。
目指す西穂丸山までは山荘からは20分ほど。ここから先は森林限界を超え、一気に視界が開けてくる。ハイマツの回廊のような登山道は歩いているだけでも心地よく、あっという間に西穂丸山へとたどり着く。
見上げると槍・穂高連峰。そして振り返ると上高地方面を見下ろすことができる大パノラマはやはり登ってこないと味わうことができない絶景。ここから先は独標、西穂高岳と続くが、日帰り登山ということであれば、ここで折り返して下山するのがいいだろう。
※これからの季節、北アルプスでは降雪が予想されます。現地の天候等、よく調べて万全の準備の上、お出かけください。
日に日に深まる秋。気温も下がってくるにつれて温泉のぬくもりはうれしいものへと変わってくる。気づけば冬の足音も聞こえ始めてきた。この季節だけの絶景と温泉、そして特別な体験まで。すべてを叶えてくれる「界 奥飛騨」を訪れてみてはいかがだろうか。
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