日本有数のギターの生産地である松本市。そんな音楽の街で開催されるのが、「りんご音楽祭2025」です。

 9月27日(土)、28日(日)に、各地で活躍しているさまざまなアーティストが、街からほど近い会場の松本市アルプス公園に集まります。

 りんご音楽祭の嬉しいポイントはやはり音楽のジャンルの広さ。普段聴かない音楽をのんびりとした雰囲気のなかで聴くことができるので、推しが増えるかも?

 今年のステートメントは『あなたは私の二番目に好きな人』。開催地の松本市在住のシンガーソングライターみちるの『人類の秘密』より引用した一節です。

「りんご音楽祭2025ステートメント」特別ポスター

■初出場も常連も毎年にぎやか

 りんご音楽祭には、毎年たくさんのアーティストが出演。今年もさまざまなアーティストの出演が発表されています。

 初期から参加している七尾旅人や曽我部恵一(サニーデイ・サービスで出演)や前野健太、掟ポルシェはもちろん、昨年に引き続き、どんぐりずや、kZm、NENE(ゆるふわギャング)、BREIMEN、DYGLなど常連の出演も続々と発表。

 RHYMESTERTexas 3000やSUGAR SOUL、TENDRE、フルカワミキ÷ユザーン×ナカコー、アオイツキ(アオイヤマダと高村月)など初出場のアーティストも多数参加。以前と違った形態であるバンドセットで参加する奇妙礼太郎やHIMIZやGOMA & The Jungle Rhythm Section、数年ぶりとなる水曜日のカンパネラやKID FRESINO、踊ってばかりの国など、昨年との変化も盛りだくさんです。

 毎年参加している人でも新たにアーティストを知ることができ、音楽を楽しむ幅が広がります。気に入ったアーティストがいたら、違うフェスやライブに行ってみるのもありですね。

 長野県出身のGLIM SPANKYやAAAMYYY、長野県在住のXTALや岡沢じゅんなど、開催地に縁のあるアーティストの出演も要チェックです。

 また、「音楽祭」という名前から、音楽系のアーティストを連想しますが、実はりんご音楽祭に出演するのは音楽系のアーティストだけではありません。

 OchiroやJ、NICOMACHI、HOLHY PAINT WORKSの4組のアーティストはライブペインティングで出演。実際に作品が出来上がっていく様子を楽しむことができます。

ステージ上との一体感バツグン(丹澤 由棋:@yukitanzawa)

■広い会場に設置されたステージ名は?

 会場の松本市アルプス公園は、ファミリーゾーンといきものふれあいの森の2つのエリアに分かれた大きな公園。

 2024年は森の入口広場を中心としてステージが配置されていました。公園が広く野外なので、ステージ間の音の干渉がないうえ、移動しやすい距離感です。

日中の公園の様子(みやちとーる(ステキ工房):@sutekifactory)