松本と高山の里山文化を繋ぐ新たなロングトレイルとして注目を集める、「信飛(しんぴ)トレイル」のオープンが、あと半月ほどに迫ってきました。
7月14日(月)の正式なオープン日に先駆けて、12、13日の週末にオープニングハイクイベントが開催されることも発表されました。これは、できたてホヤホヤトレイルをオープン前に歩ける、非常に貴重な機会です。豪華なゲストも参加予定とのこと。このトレイルの特徴と魅力と共に、イベントの詳細についてお伝えします。
■里山文化を繋ぐ道であることが特徴

「信飛トレイル」の全長は約117km。焼岳や徳本峠を越え、かつて信州と飛騨の人たちが物資や信仰などを目的で行き交った道をベースに設計されています。温泉、清流、地酒やローカルとの交流など、さまざまな魅力を内包する新たなルートとして話題を呼んでいます。

特徴的なのは、松本と高山の2つの里山文化を繋ぐ道であること。北アルプスの自然に育まれた食文化や伝統工芸など、この地域でしか味わえない魅力を、ゆっくりと歩く旅を通して体験できます。

山岳エリアは本格的な登山となり、中尾峠(オプションで焼岳ピークハントも可能)と徳本峠越えがあります。2つの地域の人たちが、どのような思いでこの厳しい峠を越えて交流していたのか、想いを馳せながら日本屈指の山岳景観と上高地を楽しみましょう。
現在、ルートの一部である島々〜徳本峠間が復旧作業中ではあるものの、それ以外のパートは7月14日に正式にオープンします。オープンに合わせて、公式サイト上でルートMAPやGPXデータも順次公開予定です。