■クッキングシートを使って調理する

調味料が多いのでクッキングシートは大きめにカットする
のせる順番が重要
牛肉を一番上に広げて蒸す

 せいろにクッキングシートを敷き、その上に春雨を広げます。春雨は蒸している間に調味料を吸い込み、すき焼きの旨みを余すことなく味わえる名脇役です。春雨の上にカットした野菜と豆腐をのせ、上から覆うように牛肉を広げます。豆腐はミニサイズで水切りが不要なタイプを使うと便利です。

 牛肉は重なっている部分に火が通りずらいので、重ならないように並べるのがポイントです。仕上げに下味をつけていた調味料を回しかけたら上段の準備は完了です。

せいろからクッキングシートがはみ出さないように包む
クッキングシートがはみ出さないように注意!

 続いて下段を準備します。パックごはんを容器から出したら、クッキングシートの上にのせてせいろに入れます。クッキングシートがせいろからはみ出すと燃える可能性があるので、しっかり中に入れ込みましょう。

 卵は空いているスペースにそのまま置くだけです。すき焼きと一緒の調理時間で固めのゆで卵にしても、早めに取り出してすき焼きのつけだれ用の半熟にするのもおすすめです。

■あとは待つだけで「蒸しすき焼き」が完成

蒸している間、せいろや食材の香りも楽しめる
器としてそのまま使えるのもメリット

 あとは蒸気の上がった鍋にせいろをセットし、蓋をして中火で蒸すだけ。

 せいろの下にセットする鍋には6〜7割のお湯を沸かしましょう。多すぎると吹きこぼれ、少なすぎると途中で蒸気がなくなってしまうので、注意しましょう。

 火が弱すぎると蒸気不足になり、食材が均一に蒸せなくなってしまうため、安定して蒸気が出る火加減を保ちましょう。約10分加熱したら下段を外して、上段は追加で約5分加熱します。その間に卵の殻をむき、ごはんをしゃもじで軽くほぐしておきます。

まめに使うことが上達のコツ。使い込むうちにコツがわかってくるはずです

 具材に火が通ったら、お肉以外の具材が見えるように盛りつけて、できあがり! すき焼きの代わりに、鮭のちゃんちゃん焼き、魚介の酒蒸し、餃子などのおかずを調理するのもおすすめです。

 せいろは濡れたまま放置すると カビや臭いの原因 になるので、使用後は 風通しの良い場所で陰干ししてしっかり乾燥させましょう。ぜひ、アウトドアでもせいろを活用してみてくださいね!