コロナ禍以降、広がる健康志向やインバウンド需要の拡大とともに、日本初の長距離自然歩道「東海自然歩道」の注目度がじわじわと高まっている。
来る2月22日には、大阪に全国各地から歩き旅好きが集まり、この自然歩道の可能性について語り合うイベント『つなぐ東海自然歩道、もう一歩!』の開催も決定。開通から50年を迎えて再び存在感を増す、“東海自然歩道の今”を体感できるイベントだ。
■歩き旅好きにとっては、学びの多い1日となりそう
イベントの企画趣旨は、東海自然歩道の魅力を再度見直して、もっと気持ちよく歩けるトレイルとして再生する方法をみんなで語り合おうというもの。ハイカーや行政、各地域でトレイルの整備にあたる方々が一堂に集まり、2024年度に行われた実地調査の報告をはじめ、さまざまな角度から自然歩道の未来について提案が行われる予定だ。34年前の1991年に全線を歩いた作家・シェルパ斉藤さんと、2024年に歩いた山中二郎さん、新旧スルーハイカーによるトークショーもとても興味深い。
とはいえ、決して堅苦しい雰囲気ではないのが、このイベントの面白いところ。トークショー以外にも、ベテランハイカーたちによる歩き方や装備の揃え方指南や、全国各地のトレイルを抱える自治体のブース出展があったりと、一方的に話を聴くだけで終わるイベントではなく、自分が欲しい情報をピンポイントで得ることもできる。
全国のロングトレイルを歩くために必要な貴重なデータの無料配布も予定されており、今年の長期休みの歩き旅計画を立てるための情報収集にもうってつけ。歩き旅好きには、得るものが多い1日になることは確実だ。
●開催概要
「つなぐ東海⾃然歩道、もう⼀歩!」
日程:令和7年2月22 日(土)13:30~19:00(開場:12:30 開演:13:30)
会場:A&H ホール 千里中央(詳細は別添チラシ参照)
主催:一社)トレイルブレイズハイキング研究所
助成:地球環境基金 協力:環境省、大阪府、京都府等
*事前申込制 有料/詳細は主催者HPでご確認ください