■おすすめの外湯 3選
●野沢温泉のシンボル「大湯」
野沢温泉のシンボルともいえる「大湯(おおゆ)」は温泉街の中心にあり、ひときわ目を引く。江戸時代の趣を現在に伝える湯屋建築の木造建物は、平成6年に新築されたものだ。
中に入ると天井がとても高く、日中は光が頭上から降り注ぐため、開放感がある。浴槽は「ぬる湯」 と「あつ湯」の2つ。
筆者が夜に行ったときは混雑しており、ゆっくり入浴できる状態ではなかった。昼間に訪れると、スキー場で滑っている人が多いためか、人もまばらであった。
他の外湯も多くが日中はほぼ貸切状態で、ゆっくりと入浴を楽しめた。
大湯
住所 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8765
利用可能時間 6:00~23:00(12月~3月)、5:00~23:00(4月~11月)
●黒い湯の花が浮く「滝の湯」
「滝の湯」は、温泉街の最北端に位置する。大湯から距離はそれほど遠くないが、急な上り坂になっているので少し息が上がる。
滝の湯は、まるで入浴剤を入れたような、きれいなエメラルドグリーンの色をしたお湯だった。
筆者は初めて入浴したとき、お湯にたくさん浮く黒いものをみて、「ゴミが……!?」と一瞬驚いたが、よく見ると黒い湯の花であった。良泉の証ともいえる湯の花に、温泉気分がぐっと増す。
湯上がりは爽やかで、サッパリする感じだ。
滝の湯
住所 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8217
利用可能時間 6:00~22:00(12月~3月)、5:00~21:00(4月~11月)
●天下の名湯と呼ばれる「真湯」
「真湯(しんゆ)」は温泉街の北、つつじ山公園の入口付近にある。
「天下の名湯」と呼ばれ、泉質に優れた湯として住民や観光客からの人気が高い。野沢温泉のなかでも特に湯の花が多いといわれる。
また、別名「五色の湯」とも呼ばれ、季節や気候によって緑や白濁などに色を変える。
筆者が訪れたときは薄い乳白色のお湯だった。浸かっていると肌がスベスベしてきて、湯上がりは肌がなめらかになったように感じた。
真湯
住所 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8278-2
利用可能時間 6:00~22:00
■お気に入りの外湯を見つけよう
今回紹介した以外にも、個性的な外湯が並ぶ野沢温泉。スキー場で思う存分滑った後は湯めぐりをして、お気に入りの外湯を見つけてみてはいかがだろうか。
※この記事の情報は2024年12月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。