オートキャンプ場は車の乗り入れが可能で、サイト内に車を停めてキャンプを楽しめる。しかし、ちょっとした車の配慮を怠ると、知らないうちにほかのキャンパーに迷惑をかけてしまうことも。ここでは、筆者がオートキャンプ場で実際に体験した車のマナー違反について紹介する。
■車のヘッドライトが目に当たり、楽しい気分が台無しに
オートキャンプ場での夕食時のことだ。突然前のサイトの車のヘッドライトが光り、座って食事をしていた筆者の目に当たった。ヘッドライトの光はとても強く、直視できないほどのまぶしさだ。こちらはとても不快な思いをしているのだが、車を動かそうとしている人はまったく気づく様子はない。ライトがオート点灯機能でついたため、つけた自覚がないようだ。
ゆっくり食事する気持ちになれず、ライトを消してほしいと伝えに行こうとしたとき、車は動き出してサイトを離れていった。楽しい食事が一瞬で台無しになってしまった。
夜間に車を動かすときは、ヘッドライトの向きに注意し、オート点灯機能はオフにしてエンジンをかける配慮が必要だ。
■キャンプ場内を猛スピードで走る車にヒヤッ!
オートキャンプ場では車と人が同じ通路を通る場合がほとんどである。車の乗り入れが可能だからこそ、特に気をつけるべきなのが車の走行だ。筆者は以前、子どもとトイレに行こうと通路を歩いていたとき、すごいスピードで走り抜けていく車にヒヤッとした瞬間があった。
車の移動が多いのはチェックインやチェックアウトの時間帯だ。チェックインの際は早く自分のサイトに向かいたい気持ちが強く、スピードが出やすい。また、チェックアウトの際にも指定時間に間に合わせようと、受付へ急ぐ気持ちからスピードを出しすぎてしまいがちだ。
キャンプ場内は子どもやペット連れも多いため、急に通路へと飛び出してくることも考えられる。目先のことが気になって、ついついスピードが出てしまいがちだが、時間には余裕をもって行動し、キャンプ場内は常に徐行を意識した運転が必要だ。