今年、スキーアイテムを買い換えようとしていたあなた。それってとてもラッキーかもしれません。というのも、22~23年から全く新しい方式のスキーブーツが登場中。スキーブーツがより快適に履ける時代に突入しているのです。

 今回は、石井スポーツ神田本館の下山真さんに「BOAフィットシステム」という新機能を導入したスキーブーツを詳しく紹介してもらいます。

スノーボードから始まった技術が、ついにスキーブーツにも採用

■ダイヤルを回すことで足にぴったりフィット!

 丸いダイヤルが付いた「BOAフィットシステム」を搭載したスキーブーツは、最近登場したばかり。従来のバックルに代わり、ダイヤル操作でブーツの締め付けをミリ単位で調整できます。フィット感が高く、細かな修整も簡単に行えます。

 「スノーボードから始まった技術ですが、スキーブーツについにこのテクノロジーが採用されました。ラクなフィット感で履き心地が良いとの評判が多いです。この機能を搭載したブーツがどんどん増えています」(下山さん)。

 現在はK2、ATOMIC(アトミック)、SALOMON(サロモン)、NORDICA(ノルディカ)、TECNICA(テクニカ)、FISCHER(フィッシャー)といった人気メーカーで展開中。8万円台~ この新機能搭載のモデルが購入可能だといいます。

ミリ単位の微調整で天候や体調のコンディション変化にも合わせやすい

■ワイヤーが足を包み込むようにホールドする

 下山さんは「足を包むようにフィットするのが特徴で、ダイヤル式なので微調整できるのもこのシステムの優れた点です」と話します。

 ワイヤーが足全体を均等に締め付けることで、特定の部位に過度な圧力がかからないのもうれしいポイント。滑走時も、歩いているときも快適なんです! それゆえフリーライドやバックカントリースキーを楽しむ人にもおすすめです。

グローブをつけたままでも格段に扱いやすい