パーゴワークスの「SWITCH」は、付属のカラビナで多様な使い方ができるユーティリティ性の高いサブバッグ。ハイキングから本格的な登山まで、筆者の山行のお供としてマルチに活躍してくれている。そんな「SWITCH」の使い方を紹介しよう。

■「SWITCH」の概要

「SWITCH XL」。本体にカラビナが付属しており、ショルダーベルトは取り外し可能

 サイズはM、L、XLの3サイズ。大きく開くメインポケットのほかに、トップと背面にも小物が入れられるポケットで構成されている。ダブルジッパーの仕様で、左右どちらからも開閉可能だ。

 メインポケット内には小分けできる小ポケットがついていて、日焼け止めなど頻繁に取り出す小物はこちらに入れている。

 トップポケットは、紛失を防ぎたい貴重品用のスペースなどに有効だ。海外旅行では財布やパスポートを収納し、頻繁に開閉しないポケットとして活用している。

背面ポケットにはジッパーがなく、頻繁に使うものを入れておくのに便利

 背面のポケットには、頻繁に使うスマホや地図を入れている。XLの場合、登山地図が縦に入る大きさだ。

 前面にはカラビナなどを付けられるループがあり、熊鈴やキーホルダータイプのアイテムを取り付けられる。

■カラビナで自在にアレンジ!

 「SWITCH」は、シーンに合わせて以下のような使い方ができる。

  1. ショルダーバッグ
  2. ウエストバッグ
  3. チェストバッグ
  4. サイドポケット
  5. アウターポケット
ショルダーハーネスにループがあれば「チェストバッグ」として使える

 付属のベルトを使用したサコッシュやウエストバッグとしての単体での使用はもちろん、ベルトを外しカラビナをバックパックに接続して利用することで、さまざまな使い方ができる。

 筆者は、XLはウエストバッグとしては少し大きく、足上げに干渉してしまうと感じるのでチェストバックにすることが多い。サコッシュの肩かけが疲れる、揺れが気になる場合も有効だ。

付属のカラビナで、サコッシュからザックの「アウターポケット」に早変わり

 岩場や細めの登山道では、ザックの背面に取り付ける「アウターポケット」にすることで、足元がしっかり見えて安全だ。サイドにも取り付けられるが、筆者のXLだと重さによっては左右の重量のバランスが悪くなることもある。