■赤城山最高峰「黒檜山」から5分、展望スポットから望む絶景
長い階段を登ると、鳥居と祠が見えてくる。ここはまだ山頂ではなく、この鳥居から山頂までは5分ほどだ。赤城山の最高峰、黒檜山の山頂は樹林帯に覆われており、眺望はない。標識の記念撮影を終えたら、展望スポットへと急ごう。
山頂の標識があったところから約5分、樹林帯が開けたところに展望スポットがある。スペースも広いので休憩するのにぴったりだ。
展望スポットからは麓の渋川伊香保の町を見下ろすことができ、晴れていれば谷川連峰の眺望もすばらしい。
筆者が訪れた時は谷川連峰は雲に覆われてしまい、はっきりと見ることが叶わなかったが、それでも眺望は素晴らしかった。標高は1,800mを超えており、11月にもなると日中でも寒さを感じるので、防寒具は必ず携帯したい。
■下山後に赤城神社へ参拝
黒檜山からの下山は急坂を一気に下る。こちらは黒檜山までの最短ルートだけあってすれ違う人は多い。やはり駒ヶ岳側からの登山者が少なかったようだ。危険な場所はないが、段差が大きな箇所があるので集中を切らさないようにしたい。ときおり歩を止めて大沼や赤城神社を望み一息入れながら下るのがよいだろう。
黒檜山登山口までは約1時間15分。登山口からおのこ駐車場までは車道を歩く。途中、赤城神社があるのでぜひ参拝しよう。
赤城山は12月に入ると積雪があるので、登りやすい時期を狙うなら11月がラストチャンスだ。
晴れた日を狙って赤城山からの展望を楽しみに出かけてみてはどうだろうか。
【コース】所要時間
おのこ駐車場 (1:15) → 駒ヶ岳 (0:55) → 黒檜山 (0:05)→ 展望スポット (0:05) → 黒檜山 (1:15) → 黒檜山登山口 (0:15) → 赤城神社 (0:15)→ おのこ駐車場
歩行距離:約5.4km
累積標高差:登り 582m、下り 582m
合計所要時間:3時間53分