■キャンプで後悔しないための持ち物
家にあるものプラス4つのギアでキャンプしたところ、それなりにキャンプは楽しめた。一方で、思わぬアイテムが必要なこともあった。筆者が初めてのキャンプで「これがあればよかった!」と感じたアイテムを紹介する。
●雨具
山の天気は変わりやすい。初めてのキャンプの日、天気予報では晴れになっていたのだが、念のために傘を用意していた。しかし、急にスコールのような雨に見舞われ、傘だけでは動きにくさを感じた。このとき「カッパを持っていれば」と後悔。幸い、キャンプ場の売店で購入することができた。次のキャンプからは天気予報が晴れでも、レインウェアは用意するようにしている。
●予備の服
もちろん着替えは用意していたものの、まさかの天候悪化で服や靴下が濡れてしまい、着替えが用意していた以上に必要になった。さらに夜は思ったよりも気温が下がり、持っていた服では肌寒さを感じ、用意不足だったと後悔することに。特に子どもがいる場合は、体調を崩してしまう原因にもなるので、予備の衣類は用意しておいてほしい。
●タオル類
思った以上に使用頻度が高かったのがタオル類。手や顔を拭く以外にも、ギアの汚れ落としやテント内の結露の拭き取りなど、多目的に使える。特に筆者のように、キャンプ中に雨が降った場合、テントの出入り口付近から浸水する可能性もある。タオルを持っていればこまめに拭き取れて、室内が濡れるのを防げる。
●救急セット
アウトドアでは怪我のリスクもつきもの。軽い擦り傷から、意外な大怪我まで対応できるよう、救急箱は必需品だ。ほかにも、外で一日中過ごすことは滅多にないため、環境に体が対応できなかったり疲れてしまったりして、体調を崩してしまうこともある。風邪薬や解熱剤、整腸剤などを持っておけばお守りがわりになるだろう。
■最低限でもキャンプは楽しめる
ファミリーキャンプの初期費用は、工夫次第で抑えることができる。筆者の例では、家にあるものを活用し、最低限のギアを揃えることで、約5万円でスタートできた。少々不便なことはあったが、それでも初めてのキャンプは十分に楽しむことができた。まずは気軽に始めてみて、少しずつ自分たちのスタイルに合ったギアを追加していくとよいだろう。