■2泊3日でめぐったモデルコースはこちら

まずは勝沼でフルーツを大量ゲット

 この対象範囲をフル活用し、9月に子連れで2泊3日の旅を楽しんでみました。季節は多少ずれますが、秋の旅行の参考までに、その足跡を紹介してみます。

 まず、初日は朝イチに都内を出発し、勝沼で一旦高速を降りて、ドライブ中のおやつ用に朝摘みのフルーツを買い込みます。途中のSAで休憩を挟みつつ、お昼前には安曇野に到着です。

名物の山賊焼きを食べて……
山頂まで車で行ける長峰山でピクニック

 続いて、名物の山賊焼きとフルーツを弁当代わりに持って、山頂近くまで車で行ける長峰山へ。安曇野を眼下に眺めながら、お昼ご飯を楽しみます。

 下山後は国営安曇野公園へ。水遊びやどんぐり拾いをたっぷり楽しんだら、温泉宿に早めにチェックイン。夕食までは、周辺のカフェやベーカリーをめぐって買い物を楽しみました。

午後は国営安曇野公園へ。プール貸切!

 2日目は、のんびり起き出して青木湖でカヌーに乗ったり、釣りをしたりと、水遊びを満喫。

 お昼は蕎麦を堪能し、2日目の宿泊地となる松本へ移動します。早めにチェックインをしたら、松本の街を散策し、買い物や食事を楽しみます。

昔の街並みがそのまま残る漆器の町、奈良井宿

 そして、最終日は国道19号線を通って、木曽漆器の産地である平沢と奈良井を訪れてショッピング。ここからは、権兵衛峠道路を使ってひと山向こうの伊那を目指します。早めのお昼を食べつつ、新鮮な野菜をたくさんお土産に買いました。

太平洋に抜けて、釜揚げシラスとアジフライも堪能

 午後になると帰り道の上野原周辺が事故で渋滞していると情報が入ったため、双葉JCTから思い切って中部横断自動車道を利用して南へ。太平洋に出て夕飯を海辺の清水で済ませ、海の幸もお土産に加えてから東名高速道路で帰路につきました。

■結果は、1万円以上お得に!

 結果、通常の高速道路料金であれば15,430円かかるところが定額の5,000円で済み、10,430円もお得に済みました。単純に考えると、宿泊費が1万円引きになった感覚です。単純な高井戸〜安曇野の往復でも8,640円かかるので、大町周辺で宿泊を考えているなら利用した方がお得です。

 プランを使うためには、NEXCO中日本のサイトで会員登録をしたあとにドライブプランを申し込み、届いたメールをプリントアウトして宿泊施設に持って行くなど、多少手間はかかります。しかし、今回はその手間を補って余りあるほどお得になりました。

高速料金5,000円でこんなに遊び尽くせるとは良いプランですね

 通常の高速料金であれば、道中の勝沼で途中下車して食材を買ったり、静岡にまで足を延ばすことはなかったと思うのですが、こうしたプランがあったからこそ「山も海も楽しみ尽くしてやろう!」という気持ちになったのも事実。浮いた予算分は、お土産に溶けてしまいましたが……。

 周遊エリア内で名店めぐりのグルメ旅を楽しんだり、各地の名産品を買って回ったりと、どんなプランを立てるかは皆さんの自由。実施期間は、来年の4月までなので、ぜひお得なドライブプランを賢く利用して、行楽シーズンを満喫してください。

 

<今回のルートの通常ETC利用時高速道路料金の目安>

高井戸→勝沼 ¥3,130
勝沼→安曇野 ¥3,380
安曇野→松本 ¥360
松本→塩尻 ¥570
伊那→清水 ¥3,970
清水→東京 ¥4,020

合計 ¥15,430