ハイキングや旅行、キャンプに便利なリュックは、たくさんの荷物を詰めても持ち運びしやすいが、中身がごちゃごちゃしがち。上から荷物を詰め込んだはいいものの、全部が入りきらなかったり、「あれ、どこにいった?」と探し回って、結局リュックの中身を全部ひっくり返してしまったりすることもある。
リュックの中を整理整頓しておけば、荷物をコンパクトに収納できるだけでなく、どこに何があるかも簡単に確認できる。そこで今回は、便利なパッキング術をご紹介する。
■種類別に小分けにして隙間を埋める
リュックに荷物を詰める際、効率的なパッキング術としてまず重要なのは、荷物を種類別に小分けすること。例えば、衣類、食料、ギアなどをそれぞれ分けることで、どこに何があるかが一目瞭然となり、取り出しやすい。
また、小分けした荷物を隙間にうまく詰めることで、容量を最大限に使用でき、荷物がリュックの中で動きにくくなる。全体の安定感が増し、長時間の移動でも疲れにくくなるなど、たくさんのメリットがある。
■衣類は圧縮アイテムがおすすめ
衣類はかさばりやすいため、そのままでは多くのスペースを占めてしまう。圧縮袋やコンプレッションバッグを利用することで、衣類をコンパクトにまとめられ、リュック内のスペースを有効活用できる。くるくると丸めて隙間を埋めれば荷物を少しでも軽量化し、効率的に収納したい場合には必須のアイテムだ。
■重いものは背中側
重い荷物は、リュックの背中側に配置するようにすると重心がとりやすくなる。身体を動かした時でもバランスが良いし、長時間背負っていても疲れを感じにくい。
■使わないものから順番に収納
リュックに荷物を詰める際は、その日の使用頻度の低いものから順番に下のほうに詰めていくのがポイント。到着後にしか使わないものをリュックの奥に詰め、その上に日中に使用するものを積み重ねていくと効率的だ。移動中にリュックの奥のほうまで物を探す必要がなく、旅がスムーズに進む。
■使用頻度の高いものは外側ポケットに
なかでも、スマートフォンやおやつ、ドリンクなど使用頻度の高いものは、外側ポケットに収納すると取り出しやすい。すぐに必要になるものを入れておくと便利だ。
キャンプなどで荷物が多くなる場合は、リュックの外側にカラビナやストラップを使って、帽子や手袋などを取り付けるのもあり。ただし、片側だけ重すぎるとバランスが悪くなるので要注意。ウエストポーチやサコッシュを併用してもよいだろう。