■年に2回見られるダイヤモンド富士

七面山から見たダイヤモンド富士

 筆者が参拝した9月下旬は、日の出が5時40分頃だった。朝は冷えるので、寒がりな筆者は薄手のダウンジャケットを着こんだ。

 ダイヤモンド富士を待つ間に、富士山がオレンジ色に染まった朝焼けに包まれる。この景色だけでも心が揺さぶられる。

 太陽が昇り始めると、周囲から歓声交じりのざわめきが聞こえる。刻一刻と太陽が登り、景色が移り変わっていく様子を神聖な気持ちで静かに見つめる。

 太陽が富士山の頂上と重なるダイヤモンド富士が見られたのは、5分弱だった。このわずかな時間の神秘的な光景に心が洗われた。

■下山後は、地元の特産品を使ったベーコン定食を堪能

地元である早川町の特産品を使ったベーコン定食

 長かった登りとは違い、下山のコースタイムは筆者の足で2時間半~3時間だった。

 無事に下山したら、いよいよ特産品を使った料理を楽しむ。羽衣登山口のある山梨県の早川町では、ブランド豚の富士桜(ふじざくら)ポークを使ったベーコンが特産品だ。

 街道沿いにあるレストラン「プラザ早川舎」では、この特産品を使ったベーコン定食が人気だ。市場に出回る一般的なベーコンとは格段に違い、ジューシーで香ばしい。立ち寄ったらまずはベーコン定食をおすすめする。常連さんによると、ピーク時は満席になることもあるそうなので、お昼前後のずらした時間帯に訪れるのもよいかもしれない。

【登山ルート】
DAY1 羽衣登山口(白糸の滝)⇒(3時間40分)⇒敬慎院
DAY2 敬慎院⇒(2時間40分)⇒羽衣登山口(白糸の滝)

プラザ早川舎
住所 〒409-2732  山梨県南巨摩郡早川町高住650
電話 05566-45-2600(レストランは11:00~16:00)

ホームページURL:https://hayakawa-zaidan.com/shisetsu-2/plaza
※営業日時はホームページよりご確認ください

※この記事の情報は2024年8月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。