■DIYはやればやるほどできることが増える

メスティンを大好きな赤の耐熱塗装でカスタム

 これまでいろいろなものを作ってきました。バス釣りをしていた時はバルサ材でルアーを作ったり、グラスファイバーで自分が欲しい長さの竿を作ったり。ハンターカブに乗っていた時は、アルミでいろいろな部品を作りました。加工しやすいアルミはよく使う素材です。ぴかぴかに磨くのも好きですね。自宅の棚や引き出しも自分で作りたいし、庭もきれいにしたい。車だって、できるところは自分で。やりたいことは尽きません。

ナイフのカスタムは海外の視聴者にも人気

 YouTubeでDIYを紹介する時は、見た人が「これなら自分にもできそう」とか「やってみたい」と思えるような動画にすることを心がけています。人気があるのは、ダブルクリップで作ったコーヒーのドリッパーホルダーとか、針金を曲げてシェラカップのハンドルに付けた箸置きとか。海外の方にはナイフの動画もよく見られているようです。どれもニッパーとかペンチとか、せいぜいサンダーくらいあればできる手軽なカスタムばかり。専門的な工具は使わずに、工程もできるだけシンプルに済むように心がけています。

収納スペース用の枠を作る前に、設計図代わりに描いたイラスト

 ものを作る時は、まず絵を描くことから始めます。図面は描けないけれど、完成図や見取り図は毎回必ず描いています。それが描けたら寸法を決めて、ホームセンターで材料を吟味します。寸法はきちんと測りますが、最後の最後は現物合わせです。

上のイラストを元に、実際に完成した棚がこちら

 アイデアのもとは、使ってみて不便だったという自分の体験だったり、ネットで見つけたかっこいいアイテムだったりします。YouTubeもよく参考にしています。その場にいながらたくさんの情報をチェックできる今は、とても便利だと思います。

 DIYは、まずできるだけ簡単なことから始めればいい。やっているうちに、少しずつできることが増えていきます。それを積み重ねていくことで、どんなに大きなものも必ず作れるようになりますよ。