60歳でYouTubeチャンネルをスタートし、73歳となった現在、26万人ものフォロワーを持つまでになったwinpy-jijii(ウィンピージジイ)さん。

 先月、リリースしたばかりの最新著『いくつになっても遊び続ける ジジイのアウトドア大全(KADOKAWA刊)』では「妥協はしない」、「悩むところはとことん納得がいくまで考える」と書いていた彼に、チャンネルの中でも特に人気の高い車中泊仕様のカスタム術や愛車選びのポイントなどについて、前後編に渡ってお話を伺います。

■小回りや燃費で選ぶなら軽商用バンでしょ

バイクや自転車が遊びの中心だった頃は、ライトエースが愛車でした

 一時期ハンターカブにハマっていた頃は、トヨタのライトエースに乗っていました。ライトエースは私と妻のハンターカブ2台を積めたので、遠くまで出かけた先でツーリングを楽しむという遊び方をしていました。

 ハンターカブを手放した時に、もう以前ほどアウトドアにも行かないし、軽自動車でもいいかと思うようになりました。軽は小回りが利くし、ワンボックスタイプなら荷物も積めます。燃費がいいのでガソリン代が安く済むし、有料道路代も普通車よりお得。税金なども安いので、維持費を抑えられます。

 そうしてホンダのNボックスに乗り換えて、それからNバンにしました。Nボックスは乗用車でシートなども快適でした。そこから商用車のNバンに乗り換えるのは躊躇もありましたが、より快適に車中泊したいという思いが強くなり、妻を説得して乗り換えました。

■エンブレムを自作するほどの熱の入れよう

初めて本格的なキャンパーカスタムに挑戦したのはホンダのNバン

 Nバンの購入が決まってからは、待ちきれず車が来るよりも先にMGRのベッドキットを買って、納車と同時に取り付け。運転席が回転するホワイトハウスのスイベルシートも設置して、夫婦二人が寝られるスペースを確保しました。さらに引き出しやテーブルも付けて、徹底的に車中泊仕様に改造。リアゲートには「N-VAN」のエンブレムが付いていましたが、仕上げにこれを「N-CMP」(Nキャンパー)にカスタムしました。

 改造の過程や遊んでいる様子は、私のユーチューブチャンネルにアップしているので、同じようなことをやりたい人にも参考にしていただけると思います。

 その後、ボンゴにも乗るようになり、現在は2台体制。日頃の買い物やちょっとした外出にはNバン、遠出する時はボンゴというふうに使い分けています。