■ミズバショウ湿原まではバリアフリー! 体力に合わせて歩くコースを選ぼう
栂池自然園は「ミズバショウ湿原」「ワタスゲ湿原」「浮島湿原」「展望湿原」と4つの湿原が東西に連なっていて、入口付近のミズバショウ湿原から奥の展望湿原へ向かうほどに標高が上がっていきます。入口からワタスゲ湿原までは道がすべて木道なので、木道が渇いている日であれば靴底がフラットなシューズやサンダルでもOK。ミズバショウ湿原はバリアフリーになっているので、もちろん車イスやベビーカーを押しながら歩くこともできます(雨の日は滑りやすいので要注意)。
前半の2か所の湿原の見どころは、湿原名にもあるミズバショウとワタスゲの群生でしょう。ミズバショウは5~7月、6~8月にピークを迎えます。ワタスゲ湿原の途中には岩の間に残る雪が冷風となって噴き出している「風穴」もあります。ワタスゲ湿原までの往復なら、約1時間で歩くことができます。
ワタスゲ湿原から浮島湿原へは未舗装の坂道が続くので、基本的に滑りにくいハイキングシューズを履いて歩くことをおすすめします。浮島湿原や展望湿原は、まさに高層湿原ならではの風景が広がるエリア。7月上旬から8月中旬にピークを迎えるニッコウキスゲの群生や、9月下旬~10月中旬に彩りを増す紅葉の景色を楽しみたいという人は、ぜひここまで足を延ばしましょう。展望湿原には白馬三山の山並みをより近くで眺められるウッドデッキの展望台があり、撮影するには絶好のスポットです。
入口から往復する場合、所要時間は浮島湿原まで約2時間30分、展望湿原まで約3時間30分と歩き応えも十分。熱気に満ちたアスファルトの上よりも快適な環境でほどよく身体を動かせるうえ、記憶に残る景色に出合えることは間違いありません。
栂池自然園
公式ウェブサイト:https://sizenen.otarimura.com/
開園期間:6月上旬~10月下旬
運航時間:【上り】8:00~16:20/【下り】8:30~16:40
入園料:大人320円、小児260円
住所:長野県北安曇郡小谷村千国12840―1(栂池高原スキー場)
問い合わせ:070-4091-5204(栂池ビジターセンター)
Instagramアカウント:@shizenen
栂池自然園教育プログラム『MIKKETA!(ミッケタ!)』
公式ウェブサイト:https://mikketa.otarimura.com/
・プログラム1 MIKKETA! ガイドプログラム PRESENTED BY Columbia
内容:専属ガイド案内のもと、栂池自然園に生息する植物、動物、地形などのテーマに合わせて栂池自然園を散策するプログラム。
期間:7月13日〜9月1日まで毎日開催
時間:10:00〜11:00、13:00〜14:00の1日2回
参加費:無料
定員:各20人/1回(予約不要の先着順)
対象:全年齢
所要時間:約60分
協賛:株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン
・プログラム2 しぜんえんを守るレンジャーになろう! 環境省信越自然環境事務所後援
内容:子どもたちが自然園レンジャー になって自然園内をパトロールし、自然園を守るためのミッションとして指定された園内写真の撮影と、おもしろいと思ったものを撮影。写真はプリントし、ミッションシート に貼って持ち帰ることができる。子どもたち自ら自然に興味を持ち、発見する楽しさがある体験型プログラム。
期間:7月13日〜9月1日まで毎日開催
時間:9:00〜16:00、 随時出発 (最終受付は15:00)
参加費:1,000円(税込 カメラレンタル費込)
※付き添いのみの保護者は参加費不要
対象:3歳以上
所要時間:約60分
後援:環境省信越自然環境事務所
・プログラム3 自然園のマスコットをパーラービーズで作ろう! 株式会社カワダ 協賛
内容:栂池自然園を代表する6種類のモチーフ をパーラービーズで作るワークショップ型プログラム。出来上がったモチーフはマグネットやキーホルダーに仕立てることもでき、自然園での思い出を持ち帰ることができる。
期間:7月13日〜9月1日まで毎日開催
時間:9:00〜16:00(最終受付は15:30)
参加費:500円(税込)、キット費
対象:5歳以上
所要時間:約30分
協賛:株式会社カワダ
・プログラム4 特別プログラムわくわく自然教室
北アルプスの大自然を体験し、親子で楽しみ、学べる特別なプログラム。「北アルプス星空たんけん」では、国立天文台縣准教授による、標高2,000mの自然園に降り注ぐ星空観望会を開催。
※ 8月31日(土)の栂池山荘宿泊プランとして申し込みの受付を開始予定。