■キャンプでナイフは必要不可欠

 キャンプを始める際に準備すべきギアの1つとして挙げられるのが、ナイフ。特に野営キャンプやブッシュクラフトに興味があるキャンパーにとって、ナイフは多様なシーンで活躍してくれるギアになること間違いなしだ。

 しかしナイフは便利な反面、危険も伴うため、取り扱いには注意が必要だ。今回は、キャンプで役立つ初心者におすすめのナイフを種類別に詳しく紹介していく。

■ナイフがキャンプシーンで活躍する理由

 キャンプシーンでナイフが必要な理由は主に以下の3つ。

●薪割り

 キャンプ場で購入する薪は太さ、長さが揃っているものが多いが、火を起こす際は着火しやすくするためにより細くする必要があるが、ナイフを使えば薪を割ったり細くすることができる。また、細い薪を毛羽立たせ、火付をよくするフェザースティックを作る際にもナイフは重宝する。鉈や斧でフェザースティックを作るのは難しく、細かな作業もできるナイフは必須アイテムとなる。

●ロープなどの切断

 必要なロープの長さがわからないときは、キャンプ場で切ることもあるが、その際はハサミよりもナイフの方がきれいに切ることができる。

 意外と見落としがちなのが購入した薪束。薪はロープや結束テープで固く束ねられており、素手で解くのは難しい。ナイフがあれば簡単に切断できる。

●緊急時の道具として

 緊急時にもナイフは頼りになる。ケガをした際に服や布を切るために使用したり、万が一遭難した際にサバイバルツールとしても使用できる。遭難の具体例としては、野営などでサイトを探している最中での遭難や、急な天候の変化で管理棟と分断されてしまうケースが挙げられる。緊急時には、ナイフが命を救う道具となり得るので、小型ナイフをファーストエイドキットの中に入れておこう。