三頭山（みとうさん）は、東京都と山梨県の境に位置する山で、奥多摩三山（おくたまさんざん）の一つ。標高は1,531ｍだ。都心からのアクセスのよさと、その美しい自然環境、豊富なハイキングコースで人気がある。
ハイキングコースは複数あり、初心者から上級者まで楽しめる。代表的なものは、三頭大滝（みとうおおたき）コースや都民の森からのコースで、途中に滝や渓流があり変化に富んだ景観を楽しめる。
今回は、三頭山へ最短距離で行けるブナの路コースをレポートする。山頂の景色はもちろん、三頭大滝の涼やかな水音、エリアに生息する動物や植物について学べる森林館（しんりんかん）をめぐるコースだ。
●都民の森へのアクセス情報
三頭山登山の足がかりとなるのが「東京都檜原都民の森」。自然に親しみ、森林や林業に対する理解を深めることを目的とした施設で、東京都の最西端である檜原村に位置する。
公共交通機関の場合は、JR五日市線・武蔵五日市（むさしいつかいち）駅より西東京バスで75分ほどで、都民の森バス停に到着する。ただし、12月～2月の冬季期間は運行していないので注意が必要だ。
車でアクセスする場合は、圏央道・日の出ICより五日市街道を経由し37㎞、約60分の道のりだ。約100台分の駐車場が無料で利用できる。休館日や利用可能時間帯は時期によって異なるので、最新情報を確認してほしい。
■都民の森から歩く奥多摩三山の一つ、三頭山（みとうさん・標高1,531ｍ）
●都民の森から奥多摩三山・三頭山へのコースと所要時間
檜原都民の森バス停（0:00）→森林館（0:10）→鞘口峠（0:30）→見晴らし小屋（1:00）→三頭山中央峰（1:45）→ムシカリ峠（2:05）→大滝休憩小屋（3:00）→檜原都民の森駐車場（3:30）
距離6.2km 累積標高差668m 所要時間3時間30分
