■江戸情緒を感じる豪華なインテリア「スペーシアX」でのアクセス
東武鉄道の浅草駅からキャンプフィールドの最寄り駅である新鹿沼駅までは、特急だと1時間半かからず到着します。キャンプフィールド入り口にはバス停も新設されたので、駅からバスを乗り継ぎ、公共交通機関だけでキャンプ場までのアクセスが可能に! 徒歩キャンパーや手ぶら派は注目したいポイントです。
「スペーシアX」は浅草から東武日光駅や鬼怒川温泉駅までを結ぶ、東武鉄道ではお馴染みの特急「スペーシア」を正統進化させたフラッグシップ特急。ソファでくつろぎながら展望が楽しめる「コクピットスイート」をはじめ、個室や3列のプレミアムシートなど、6種類のラグジュアリーなシートバリエーションを備えた新型車両です。
乗車した「コクピットラウンジ」は、日本最古のリゾートホテルともいわれる「日光金谷ホテル」をモチーフに設計されたエリア。古来から高貴な色とされる、濃い緋色の絨毯が敷かれた落ち着きのある雰囲気で、クラシカルな内装の“一室”のような車両です。
特徴的な六角形の窓は、伝統工芸・鹿沼組子のもとにもなっている亀甲にちなんだ形。照明には日光東照宮でも見られるグリ紋をあしらうなど、沿線の文化へのリスペクトがデザインに落とし込まれています。
常識を超えた仕様と江戸情緒が溶け込んだ空間。不思議と窓の外を流れる景色も違ったものに映ります。驚いたことに座ったソファーがなんと、固定されていませんでした!
■“遊べるフィールド化”の予定もある「南摩ダム」、イチゴ狩りや伝統工芸も見どころ
キャンプフィールドから約3㎞の距離には、建設中の「南摩ダム」を見学することができます。完成後は水上ジップラインやサイクリングロードが整備される計画もあるとのことで、場内のレンタサイクルを利用して、アクティビティを楽しみに訪れるのがよさそうです。展望スポットからは巨大ダムのレアな姿が見られ、マニアでなくてもテンションが上がります!
「いちご市」としても売り出し中の鹿沼市。キャンプ前後にイチゴ狩りを楽しむこともできます。出荷されるイチゴは熟すのを逆算して早採りされてしまいますが、農園では完熟した実を食べられるので、めちゃくちゃジューシーです。「出会いの森いちご園」の近くを流れる大芦川沿いは、春は見事な桜並木となり、あたりに咲く菜の花と合わせて堪能できます。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「鹿沼秋まつり」。今宮神社周辺では200年以上も前に造られたものも多いという、彫刻屋台を見ることができます。日光山に詰める彫刻師が、この地域で冬場を過ごしたため、とも伝わる圧巻の手仕事は一見の価値ありです。「木のふるさと伝統工芸館」では組子づくりの体験もできます。
キャンプ利用者でなくても、スパやグルメを目的に楽しみに訪れる地元の方も多い、今後ますます交流のベース地として注目が集まる「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」。キャンプや手ぶらプランとあわせて、豊かな自然とご当地の魅力を満喫する計画を立ててみては?
●スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ
公式HP:https://www.snowpeak.co.jp/locations/kanuma/
●【MAP】スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ