■新鮮な海の幸が堪能できる「若竹寿し」

新鮮なお寿司がいただける「若竹寿し」並にぎり1320円

 ゲストハウスでは基本的に食事はない場合が多い。筆者はゲストハウスのスタッフにおすすめされた「若竹寿し」へ伺った。平日の夜だったが、カウンターとテーブル席には観光客と地元客で賑わいお寿司を愉しんでいた。

手の込んだお通しはビールにも合う

 筆者はお寿司とビールで日本海の幸を堪能した。一人だったのでカウンターに座ったが、2000円台でお寿司とビールが愉しめ、とてもリーズナブルな価格だった。職人の握ったお寿司を一貫ずつ食べられるのは贅沢な時間だった。

温泉街のメイン通りから脇道に入ったところにある「若竹寿し」

 ネタの鮮度がよく、寿司は日本人の贅沢の極みだなぁと改めて感じた。店内には芸能人のサインがたくさん並び、島根県だからこそ食べられる海の幸にはファンが多いと思い知らされた。

テーブル席の壁際には芸能人のサインが多数展示されている
使用するお米は島根県産という地元産へのこだわりを感じる

施設:若竹寿し
住所:島根県松江市玉湯町玉造83-6
電話:0852-62-0831

URL:https://y024100.gorp.jp

●【MAP】若竹寿し

■飲み客が多数訪れる「たかしま食堂」

脂ノリノリ冬の絶品「ブリのカマ焼き」旬の海の幸がいただける「たかしま食堂」にて

 温泉街を散策するついでに、居酒屋に行くのが楽しみという人もいるのではないだろうか。

ひら天や味噌で食べるおでんなど、地元の食べ物がいただける

 玉造温泉にもちょっと立ち寄りたい飲食店がいくつもある。その一つが、ラーメンがおいしいと評判の「たかしま食堂」だ。昼は定食などのランチメニューが人気だが、夜は居酒屋としても賑わっている。

たかしま食堂のラーメンは地元客や観光客からも人気だ(写真提供:たかしま食堂)

 筆者は寿司を食べた後の2軒目として訪れた。たまたま「ブリのカマ焼き」があったので注文した。その土地へ来たら、その土地の名物を食べるのが旅行の楽しみだと感じている。日本海のブリは脂の乗りが格段に違うと感じた。地酒と一緒にいただき、食べ物の美味しい島根県を実感した。

温泉街のメイン通りにある「たかしま食堂」

施設:たかしま食堂
住所:島根県松江市玉湯町玉造40
電話:0852-62-0503

URL:https://instagram.com/takashima6774?utm_medium=copy_link

●【MAP】たかしま食堂

■ゲストハウスに宿泊して気軽に旅をする

おしゃれなゲストハウスも増え、旅館やホテルとは一味違う楽しみもある

 今回宿泊したゲストハウスには、筆者以外にも一人旅を愉しむ女性客やリモートワーカーの男性客など、老若男女が滞在していた。ゲストハウスは旅館に宿泊するよりもお手軽で、夕食の時間を気にせずチェックインできる点が特徴。島根県内には松江市街地や出雲大社周辺にゲストハウスが数件あり、価格も1泊5000円以下が多く、利便性も高い。

 首都圏からだと島根県は地理的にも距離的にも少し行きにくい場所かもしれないが、寝台特急「サンライズ出雲号」や飛行機を利用すれば、快適にたどり着く。山陰は食べ物がとても美味しく、温泉の湯はとても肌に優しく、アクセス以上に価値ある場所である。

 また、今年の春より、岡山ー出雲市間を走る「特急やくも号」が新型車となり、座席にコンセントやwifiが完備され、今まで以上の快適な鉄道旅が約束されている。関西圏からは新幹線と特急やくも号との乗り換えで約4時間ほどの旅路となる。ぜひ島根県を訪れ、そこでしか味わえない絶品グルメと温泉を堪能してほしい。

玉造温泉から近い宍道湖は景勝地としても有名だ
2024年4月6日運行開始となる新型車両273系「やくも」。関西圏からのアクセスが快適になる(写真提供:JR西日本)

※記事の情報は2024年1月時点の情報です。価格については今後変更の可能性があります。