■焚き火アイテム その3. DULTON「MEXICAN THROW」ブランケット

メキシカン柄がキャンプサイトを彩るブランケット

 アメリカンスタイルのプロダクトで人気の、DULTONから発売されているメキシカン柄ブランケット。適度な厚みと柔らかさがあるので、羽織る、敷く、ひざ掛けにするなどマルチに使えるのがうれしい。

 コットン60%とポリエステル40%なので、フリース素材等の化学繊維と比べると焚き火に強い素材といえる。このブランケット1つで、キャンプの雰囲気づくりができるのでおすすめ。

●使ってみて良かった点

 筆者はベンチや車のシートに敷いて使っている。適度な重さがあるので、座ったり物を置いたりしてもずれない。晴れた日ならレジャーシートのように芝生に広げてみるのも雰囲気がでてよかった。肌寒くなってきたら、そのまま羽織って体をすっぽり包めるのもよい。

●使ってみて気になった点

 手洗い推奨となっているため、洗濯は手洗いする必要があるが、大判サイズのため少し大変ということくらいだ。

●基本情報

DULTON MEXICAN THROW 
価格/3960円(税込)
カラー/ピンク オレンジ ブルー ネイビー ダークグリーン
サイズ/1750×1250mm

https://www.dulton.jp/onlineshop/g/gG21-0318BL/

■焚き火アイテム その4. CAPTAIN STAG「ファイヤースターター」

CAPTAIN STAGのファイヤースターター

 ブランドロゴや社名から「鹿番長」の愛称で親しまれているCAPTAIN STAGのファイヤースターター。ファイヤースターターはメタルマッチとも呼ばれ、ガスなどの燃料がなくても火が起こせるアイテムのこと。コンパクトなので持ち運びにも便利。現在は火吹き棒とセットになったものが発売されている。

 この2つのアイテムは「初めての火起こしセット」として最適なアイテムといえる。

●使ってみて良かった点

コンパクトで使いやすい

 筆者は最初、なかなか火を起こせず30分ほど格闘してやっと小さな火花が出るようになった。コツを覚えれば案外スムーズにできるようになる。火起こしは、電気やガスが使えなくなった災害時などにも役立つので覚えておきたいスキルだ。

 別のメーカーのものは数回でロッド(棒)の部分が取れてしまったことがあったが、CAPTAIN STAGに関してはそれがなかった。初心者にはとくにおすすめだ。

●使ってみて気になった点

 ファイヤースターターで火を起こすのにはコツがいるという点だ。最初は戸惑うかもしれないが、体力は必要なく、覚えてしまえば難しくはない。

 マッチやライターがあれば楽に薪へ着火できるが、自分で火を一から起こしたという経験と感動は格別。せっかくだから試してみてはいかがだろうか。

●火起こしのコツ

 ファイヤースターターで火起こしをする手順は以下の通りだ。コツを覚えれば案外初めてでもできるはずだ。

1. ほぐした麻ひもやススキの穂などの火口を用意する。それらを紙や新聞紙の上に置いて、上からファイヤースターターのロッド(マグネシウムの棒部分)を、ストライカー(金具部分)のギザギザした部分で削る。
2. 粉が落ちるので火口にまぶす(小さいので見えにくいため注意)。
3. ストライカーの側面をロッドに上から下へ一気にジャっと擦り付ける。
4. 点火したら焚き火台などの薪へ移す。

 

●基本情報

CAPTAIN STAG ファイヤースターター&火吹き棒セット
(※筆者が購入したのはファイヤースターターだけだったが、現在は火吹き棒とセットのもののみの販売) 
価格/3960円(税込)
カラー/黒
サイズ/ロッド:20×11×長さ76mm、ストライカー:20×11×長さ67mm

https://www.captainstag.net/products/UG-3284.html

■焚き火アイテム その5. 無印良品「ジュートマイバッグ」

エコバッグとして人気のジュートマイバッグ

 無印良品から発売されているジュート(黄麻)製のエコバッグ。アウトドア用品ではないが、耐久性が高く丈夫、筆者が持っているA3サイズは耐荷重が20㎏なので、薪用のバッグとして利用している。

丈夫で通気性のいいところが薪バッグにぴったり

●使ってみて良かった点

 ジュートバッグは通気性がよく、乾燥させたい薪の保管にも向いていると感じる。丈夫で穴があくといったことがない。

 以前は紙袋に薪を入れていたが、尖った枝や木で穴があくことがあった。ジュートバッグにしてからはそうしたトラブルもなく、持ち運びに便利で愛用している。価格も299~499円(税込)とリーズナブルなのもうれしい。

 サイズは4種類あるため、火口や小枝、少し太い枝、薪をサイズ違いのジュートバッグに分別して入れるのも、用途に合わせて整理整頓できてよいかもしれない。

●使ってみて気になった点

 日常生活を想定したアイテムのため、耐火性はない。焚火台から離して使おう。

●基本情報

無印良品 ジュートマイバッグ 
価格/299円~499円(税込)
サイズ/A6・B5・A4・A3

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550512712466

■冬の醍醐味!「焚き火」アイテムを揃えて楽しいキャンプを

 今回は焚き火まわりを彩るアイテムを、筆者の経験をもとにレビューした。

 肌寒い屋外で身も心も温かくしてくれる焚き火は、冬キャンプの醍醐味ともいえる。焚き火の楽しみをより充実したものにしてくれるアイテムは、長く使えば使うほど味わい深いものになるはずだ。

 お気に入りのアイテムで、冬の焚き火時間を思い入れ深いものにしよう。

※AURORA-TEXはNANGAの登録商標です。