■ダッチオーブンの洗い方、使用後の保管方法を解説

お湯を沸騰させて洗う

 ダッチオーブンを洗ううえで気をつけたいポイントは、「洗剤を使わない」ことだ。洗剤を使うとシーズニングで作った油膜がはがれてしまい、錆びの原因となる。

 使用後のお手入れ方法はパッケージの側面に書かれているが、ここでも紹介しておく。

パッケージの側面にお手入れ方法が記載されている

1. 洗剤は使わず、汚れを拭き取る。焦げ付きは焼き切る。
2. お湯を沸騰させて、木べらで汚れを落とす。
3. 水をすてて、火にかけて水気をとばす。
4. 食用油を全体に薄く塗って、自然乾燥させる。
5. 完全に冷ましたら、錆びないように丸めた新聞紙を本体と蓋の間に挟みすきまを作って保管。新聞紙がなければ、間に割り箸を挟んですきまを作ってもよい。

丸めた新聞紙を本体と蓋の間に挟んで保管

■ダイソーのダッチオーブンはコスパ抜群! ソロキャンプや2台目におすすめ

3回のシーズニングで黒く艶やかに仕上がった

 ダイソーのダッチオーブンを使ってみたところ、一般的なダッチオーブンと比べて、炊飯や煮込みのクオリティに大きな差はなかった。むしろコンパクトで運びやすく、お手入れもしやすい。筆者としては、ソロキャンプや2台目の鍋としておすすめできるギアである。

 容量が小さいため一度に1~2人分しか作れないことや、輻射熱が発生するため「一体型」バーナーでの使用は禁止であることなど一定のデメリットはあるものの、コンパクトで使用後のお手入れも簡単なため、キャンプだけでなく圧力鍋代わりに自宅キッチンでの出番も多そうだ。この性能で1100円(税込)であれば「コスパよし」といえるだろう。

 個人的に次回はダッチオーブンを使って牛肉ワイン煮や、トロトロの豚の角煮を作ってみたい。ダイソーのダッチオーブンは活躍の場が広がる、優秀な100均アウトドアギアである。

 

※この記事の情報は2023年12月現在のものです。