新型コロナウイルスも落ち着き、海外旅行需要も回復の兆しをみせている。コロナの期間中、海外旅行へは行っておらず、これから久しぶりに海外旅行へ行くという人も多いはず。
さて久しぶりの海外旅行、みなさんは何を持っていくだろうか。海外旅行の便利グッズといわれると、お値段が高い物や専門店まで足を運ばないといけないと思っている人も多いはず(実際に筆者も、何度も海外へ行くまではそのうちの一人であった)。
そこで今回は、世界50か国以上を旅した筆者が、実際に使って便利だった100円ショップで売っているグッズを3つ紹介する。今回紹介するグッズは、全国に3700店舗以上ある100円ショップ「ダイソー」で、実際に筆者が購入しているものばかりなので、きっとあなたの地元や職場の近くでも購入できるだろう。
■1. ダイヤル式南京錠
世界の治安の良さを表す指標は多々あり、その中でも日本人が海外旅行でよく行く国が日本よりも上位に位置していることも多い。しかしセキュリティ面ではどうだろうか。
海外で宿泊施設や公共施設を利用する際、鍵の付いていないロッカーに出くわすことがある。ロッカーとは? と言いたくなるが、それが海外である。そんな時に役に立つのが「南京錠」。これをロッカーの鍵として使用することで、安心して物を預けることができる。また、場所によっては鍵が付いていたとしても施設の人が合鍵で開けて盗むという噂のある場所もあるので、そんな時にも自分の鍵を付けることで安心できるはず。
また、南京錠は街を歩く際にも有効である。海外では日本とは比べ物にならないくらい、スリやひったくりが多い。日本人が好きなフランスのパリや、イギリスのロンドンだって当たり前のようにいる。そんな時、街歩き用として持ち歩くバッグに南京錠で鍵をかけ、安易にバッグに手を入れられないようにしておくだけでも、スリやひったくり対策として多少の安心感はある。
持っていく南京錠は、鍵の紛失リスクの観点からダイヤル式のものがおすすめ。開け閉めの際には、周囲の人から番号を見られないように片手で隠しながら行おう。
100円ショップで売っている南京錠は、それほど重くなくかさばるものでもないので、毎回2つ3つ持って行くだけでも、かなり安心して旅行をすることができる。
■2. S字フック
世界で一番トイレがきれいだと感じる国、日本。
一番の違いは床。海外旅行中に街中でトイレを利用すると、どこにバッグを置こうかと考えてしまうことがよくある。インドの世界遺産のある都市ムンバイの飲食店でトイレを利用した際の、びしょ濡れでゴミが散乱しているトイレを見た衝撃は今でも忘れられないが、日本であればこんな時には、ドアにフックがあったり、便器の後ろに台があったりするのでそこに置いたりすればいいが、海外ではそうはいかないことも多い。そんな時に便利なグッズがS字フック。
一方を壁や手すりに引っ掛け、もう一方にバッグを掛ければ、床に大切な荷物を置かずに済む。
S字フックの使い方はそれだけではない。
海外でドミトリーの部屋に宿泊をした際に困るのが、シャワーを浴びるときに使い終わったタオルの置き場。
個室であればハンガーなどが無かったとしても椅子の背もたれに掛ければいいが、個人のスペースがベッド部分しか無いようなドミトリーではそうはいかない。
そんな時にS字フックがあれば、一方をベッドの手すりに引っ掛けて、もう一方にタオルを引っ掛けることができる。