■自然との触れ合いを楽しむ羨ましい住宅環境

 公園内はまだ整備のための工事が続いているらしく、「遊歩道を離れて歩かないで!」という注意書きの看板が立てられていたので、整備された道を進んでいくことにした。100mも歩かないうちに、道の両脇になだらかな丘と広大な野原が見えてきた。

 サイクリングをしたり、犬の散歩をしたり、ピクニックシートを広げて寝転がって読書を楽しんだり、誰もが思い思いに自然との触れ合いを楽しんでいる。入り口付近にはたくさんの集合住宅が建ち並んでいるが、このエリアの住民達は玄関を出て1分のところにこんな公園があるのだから庭など必要ないだろう。なんとも羨ましい住宅環境だ。

遊歩道の両脇に広がる野原。サイクリングやハイキング、ピクニックなど、誰もが自由に楽しめる環境が整っている
敷地の中央を突っ切るように整備された散策路。道沿いには自然のままの林や草、この季節にはたくさんのキノコやベリー類も見られた
樹齢が長そうな桑の木。所々にこの地域の特徴的な草木の看板が立てられている