京都府乙訓郡(おとくにぐん)大山崎町にある天王山は、「天下分け目の天王山」の語源ともなった「山崎の戦い」の舞台である。山崎の戦いとは、戦国時代に「本能寺の変」の後、豊臣秀吉と明智光秀が激突した戦だ。
また幕末には、京都で勃発した「禁門の変」の最終決戦の場所となった山でもある。
天王山は標高270mと、1時間~1時間半程度で登って下りて来られる山でありながら、歴史に名を残す、歴史ファンにとっては見逃せないスポットだ。
■天王山登山口にある山崎聖天の残り紅葉の絶景
天王山登山において、筆者が一番興奮したのは山崎聖天(やまざきしょうてん)である。
山崎聖天は桜の名所であり、紅葉狩りでも有名。筆者が訪れたときは、すでに紅葉狩りの季節は終わっていたため、期待はしていなかった。しかし実際に訪れてみると、終わりに近づいている紅葉のあまりの美しさに絶句。登山に来たことも忘れ、長い時間、夢中で写真を撮りまくってしまった。
おすすめは登山口ではなく、山崎聖天の第一鳥居から参道を通って山崎聖天に向かうルート。山崎聖天の境内から天王山登山道に合流できるので、遠回りになる心配は無用だ。特に仁王門から本堂に至るまでが見どころである。
●山崎聖天宮第一鳥居
・住所:〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎
●山崎聖天宮第二鳥居
・住所:〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才64
●山崎聖天仁王門
・住所:〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才62
●稲荷大明神
・住所:〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才
●山崎聖天 (観音寺)
・住所:〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才62
・TEL:075-956-0016