■その3 コンパクトなアイテムを選ぶ
狭い車内に荷物を積むと、当然就寝スペースも限られる。快適な車中泊を行うために、コンパクトなアイテムの選択は必須だ。
マットはコンパクトに収納できる「折りたたみマット」や「エアマット」「インフレータブルマット」がおすすめ。また、かさばる布団ではなく、「寝袋」を選択しよう。
コンパクトなアイテムを使用することで、車内を最大限に活用できる。さまざまなアイテムがあるので、自分の車に合ったアイテムを選択し、快適な車中泊を行ってほしい。
■その4 ルーフボックスを取り付ける
スペース確保を目的にルーフボックスの導入も検討してほしい。車内に収まらないかさばる大きな荷物や、車内には入れたくない汚れる可能性のあるもの、濡れてしまったものを入れるなど、用途は多岐に渡る。ルーフボックスにもさまざまな形やサイズがあるため、目的や好みに合った物を選ぼう。
デメリットとしては、取り外した際の保管スペースの確保、全高が高くなることによる駐車場選び、燃費への影響などがあるため、必要性を含め導入を検討してほしい。
■その5 車内で調理はせず寝るだけに
車内で調理はせず、寝るだけにするといい。筆者も車中泊に憧れ、鍋やIH調理器を購入したが、実際のところ出番は少ない。車内で調理することはほとんどなく、簡単に食べれるコンビニのおにぎりやパンなどの食事が多い。割り切って車内では調理はせず、寝るだけにしたほうが荷物も少なく、スペースの確保も不要だ。
■狭い車内でも快適に過ごせる
筆者の経験談を踏まえ、SUVでも快適に車中泊をするためのポイントを紹介した。
最も重要なのは「フルフラットにして快適に過ごす」こと。フルフラットでなければ、快適な睡眠が確保できず、起床後に身体が痛くなることもある。
車がフルフラットにならないようであれば、マットやすのこなどを用いてフルフラットに挑戦してみよう。また、車両専用に設計されフレームとマットがセットになった、専用ベッドキットもAmazonなどで販売されている。より快適に過ごしたい方は購入するのも一つの手だ。