関西を中心に多くの路線がある近鉄電車。沿線には京都・奈良をはじめ、伊勢志摩など観光地があり、見所が多い路線だ。そのなかでもお伊勢さんで有名な伊勢神宮は、年間を通してたくさんの参拝客が訪れる。

 また、近鉄沿線にはかつてうなぎのかば焼き年間支出量日本一となった街「津」があり、コスパが高いうな丼もいただける。

 今回は筆者が近鉄電車を利用して、伊勢神宮と津のうなぎを求め沿線を巡ってみたので、ぜひ初詣の参考にしてほしい。

■近鉄電車人気の観光地!  伊勢神宮

伊勢神宮は年間通して多くの観光客が訪れる

 筆者は今回、近鉄電車で伊勢神宮を訪れた。大阪や京都、名古屋から近鉄特急で気軽に伊勢神宮へ訪れることができ、「伊勢市駅」で下車するのが便利だ。伊勢神宮には外宮と内宮があり、外宮を回ってから内宮を訪れるのが一般的な参拝のルートとされている。

案内図を見ると境内の広さがわかるだろう

 大体、外宮で1時間、内宮で1時間半と考えておくといいだろう。筆者は伊勢市駅から外宮へ行き、内宮をゆっくり見物したため、2つの神宮を見終わるまでに3時間半ほどかかった。途中、内宮へ移動の際のバスが少し渋滞にも巻き込まれたので、公共交通間で訪れるのが便利だと感じた。

内宮横を流れる五十鈴川。日常の世界と神聖な世界の境目と昔からされている
境内には撮影禁止の場所もあるので、ルールを守りながら参拝してほしい

●豊受大神宮(外宮)

住所:三重県伊勢市豊川町279
電話:0596-24-1111

URL:http://www.isejingu.or.jp/

●皇大神宮(内宮)

住所:三重県伊勢市宇治館町1
電話:0596-24-1111

URL:http://www.isejingu.or.jp/

■ 全国的に有名な「赤福餅」をいただける赤福本店

お昼前に訪れた際は多くの行列となっていた

 伊勢といえば、食べておきたいのが「赤福餅」。筆者は伊勢神宮を何回か訪れているが、赤福本店に立ち寄るのは楽しみのひとつだ。赤福本店は内宮前の「おはらい町」にあり、つくりたての「赤福餅」をいただける。餅は柔らかく、餡は小豆の風味が豊かでとてもなめらか。赤福餅2つにほうじ茶を求めて行列ができるほどだ。

 おはらい町には赤福本店以外にも、松坂牛や伊勢志摩の新鮮な牡蠣をはじめとした三重県のグルメがいただける飲食店があり、「参拝より団子」という言葉が生まれそうな場所だ。

赤福餅2個とほうじ茶のセット300円(税込)を求めて連日、行列となる(写真提供:赤福本店)
赤福本店ではつく作りたての赤福餅が提供されている(写真提供:赤福本店)

●赤福本店

住所:三重県伊勢市宇治中之切町26
電話:0596-22-7000(総合案内)

URL:https://www.akafuku.co.jp/