■過去にはうなぎの養殖場で栄えた街「津」! 高コスパのうな丼
伊勢神宮の最寄り駅「伊勢市駅」から近鉄特急を利用すると、30分ほどで到着するのが三重県の県庁所在地「津駅」である。
津市はうなぎの街として知られ、市内には20店ほどのうなぎ専門店がある。多くのうなぎ店では関西風の腹開きで、蒸さずにそのまま焼く方法で調理するのが特徴だ。津市は伊勢湾に面しており、元々ウナギの養殖業が盛んで現在では衰退してしまったが、うなぎを食べる文化は残っているようだ。
筆者は津駅東口から徒歩5分ほどの「大観亭支店 栄町本店」を訪れた。うな丼の値段は高くても2000円ほどの価格帯で、2切れ1540円(税込)の並のうな丼を注文した。
うなぎは安くても2000円以上はすると思っていたので、どのくらいの量なのか少し不安になったが、出てきたのは普通サイズの丼ぶりに大きなうなぎが2切れ。
肉厚なうなぎとパリパリとした皮に感動し、いい意味で期待を裏切るものだった。筆者は津で食べたうなぎが美味しすぎたため名古屋でもうなぎを食べたが、津の倍近くの値段だった。外食ではうなぎは少し値が張ると思っている人も、ぜひ津に訪れてみてほしい。
●大観亭支店 栄町本店
住所:三重県津市栄町2-472
電話:059-225-3445
URL:http://www.daikantei.mie.jp/
■観光地が多く点在する近鉄沿線で新年を楽しんで
今回は近鉄沿線の伊勢神宮や津の街を紹介した。2つの観光地は大阪や名古屋から日帰り旅でも行ける場所だ。また、伊勢神宮はお正月の三が日には大変多くの参拝客が予想される。混雑を避けるために、少し遅めの初詣として1月中旬にずらして訪れるのもいいだろう。
近鉄特急は快適な座席でゆったりと過ごせるので、地ビールや地酒をいただきながら鉄道旅をしてみるのはどうだろうか。また、津のうなぎ店はお正月の三が日休みとなるお店も多いが、営業している箇所もあるので事前に確認をして訪れてほしい。
※記事の情報は2023年11月時点の情報です。価格については今後変更の可能性があります。