いまブームが沸き起こっているサウナ。実は雪国には数多く存在する設備だ。そこでここでは旅行を満喫しつつサウナも楽しめるTIPSを紹介しよう。
■寒冷地に最適なサウナの存在
いま、サウナは空前の大ブーム。日本に広まったのは1965年の東京五輪の際にフィンランド代表の選手がサウナを持ち込んだのがきっかけと言われている。その後、裸で入るという親和性の高さから銭湯に設置されるようになり、おじさんが愛好するもの、という認識のまま長い年月が経った。
時を経て21世紀になると、ビジネスリーダーや感度の高い人々が、密かにサウナを楽しみ、その影響でジワジワとブームが広がった。サウナは今や20代の若者にも親しまれるものとなったのだ。
そんな流行のサウナだが、雪国では昔から馴染み深い。血行が促進されることで、保温効果があることから、雪国のホテルや入浴施設では幅広く設置されてきたのだ。とりわけ、北海道などではサウナ付きのコテージなどが多数存在するなど、文化が発達している地域もある。
今回は、スノーアクティビティと一緒に楽しめる、全国のスキー場直結のサウナを地域別にピックアップしてみた。
■北海道
・富良野プリンスホテル
・星野リゾート トマム
・十勝サホロリゾート
・ルスツリゾート
・ニセコ・グランヒラフ:ホテルニセコ・アルペン
サウナ大国と呼べる北海道。十勝には「十勝サウナ協議会」なるものがあり、エリアにあるサウナの魅力を全国に発信している。その一つ、サホロリゾートはフィンランド式サウナだ。
ルスツリゾートのサ室(サウナ室のこと)は白が基調で美しい。最近は内装にこだわったサウナも多く、「暗くて湿っぽい」イメージから明るくお洒落にとシフトもしている。
■東北
・安比高原(岩手)
・八幡平リゾートパノラマスキー場:八幡平パノラママウンテンホテル(岩手)
・グランデコスノーリゾート(福島)
安比高原は国内最大級、50人が入れる超巨大サウナ。広い空間でゆったりと過ごせるのは嬉しい。また、スタッフによるロウリュウサービスも開始してさらなる進化を遂げている。
ファミリーが中心で、サウナ目的で訪れる人が比較的少ないであろうグランデコスノーリゾート。実はサウナ・水風呂・休憩スペースのバランスに優れる超穴場なのだとか。
■湯沢・南魚沼・水上
・上越国際
・舞子スノーリゾート
・ニュー・グリンピア津南
・上越国際
・NASPAスキーガーデン
・GALA湯沢
・神立スノーリゾート
・苗場プリンスホテル
・尾瀬岩鞍
・丸沼高原
昭和のスキーブームを受け、スキー場が多く建設された当エリア。前述の考察を裏付けるようにサウナが多い。あの苗場スキー場のプリンスホテルにもサウナが完備。