■今年初めての雪山登山! ようやく駒ヶ岳山頂へ

山頂付近は登山道もすっかり雪に覆われていました

 百草ノ池の辺りから徐々に雪景色に変わっていきました。天気に恵まれた分日差しが強く、溶け始めた雪の冷たさが靴を通じて伝わってくるようです。目まぐるしく変化する状況に対応するのも山歩きの醍醐味ですね。今年初めての雪景色の中を歩く緊張と、最高の景色に胸が高鳴ります。ようやく「駒の小屋」に辿り着いて小屋前でひと休み。さあ、あと少しです!

 辿り着いた山頂では、登山者たちが思い思いに撮影を楽しんでいました。西側には八海山が裾を広げるように鎮座しています。南東方向には少し前に登った「燧ヶ岳」を遠望することができました。登ったことのある山が見えると親しみが湧いて嬉しいですね。

 寒さに対応できるよう、防寒着を持って行きましたが、晴天に恵まれて行動中は暑いくらいでした。涼しくなっても水分を十分に用意しておく大切さを実感しました。麓は秋でも標高が上がると、そこはもう冬山です。クランポン(アイゼン)を携行するのは当然ですが、手間を惜しまず、状況に合わせて適切なタイミングで脱着するようにしましょう。私が歩いた時はまだラッセルするほどの積雪量ではありませんでしたが、登山道の凹凸を隠す程度には積もっていたので、足運びはより慎重になりました。

 滝雲にモルゲンロート、紅葉と新雪のコラボ。一度で二度、三度分の楽しみを満喫できたような、充実の山行でした。