■紅葉や雲海も楽しめる小金ヶ岳

小金ヶ岳山頂から御嶽を望む。左奥の雲で陰になった山が御嶽
フォレストアドベンチャー・丹波ささやまの中を通過する小金ヶ岳登山口

 小金ヶ岳も多紀アルプスの一峰で、標高は725m。御嶽とは大たわ駐車場を挟んで反対側に位置する山で、御嶽同様、大たわ駐車場から1時間前後で登頂可能だ。登り始めは、「フォレストアドベンチャー・丹波ささやま」の中を通過する。

小金ヶ岳登山口にある、弘法大師を祀る石室
小金ヶ岳登山道からフォレストアドベンチャー・丹波ささやまを見学。たくさん人がいるが木に隠れて見えない
小金ヶ岳登山道から見上げるフォレストアドベンチャー・丹波ささやまのアスレチック

 ここでは、フォレストアドベンチャー・丹波ささやまの、木々の間に作られたアスレチックやジップラインなどを楽しんでいる人たちの歓声が聞こえる。登山しながら見学し、遊ぶか遊ばないか決められるのもよい。

小金ヶ岳登山道は最初杉林を抜ける。杉の切り株に生えたコケも美しい
登山道から山頂が見えてきた小金ヶ岳。手前の岩から岩場と鎖場が始まる
小金ヶ岳の鎖場で最初に現れるのは、急な下り。ここからアップダウンが激しくなる

 小金ヶ岳は、スリル満点の岩場や鎖場が続き、多紀連山や篠山盆地が見渡せる眺望が有名だ。岩場や鎖場は、意外と難易度が低いので初心者でも安心して臨めるだろう。手袋やヘルメットなどの装備があるとより安全だ。

小金ヶ岳登山道の岩場から。山頂がかなり近くに見え始めた
小金ヶ岳登山道では鎖場が続く
小金ヶ岳登山道の岩場から振り返ると、御嶽がきれいに見える

 途中、登ってきた尾根から御嶽までもきれいに見渡せるスポットがいくつも現れる。山頂からも見渡せるが、岩場のほうがきれいに見渡せるので、たくさん写真に収めておこう。

小金ヶ岳山頂
小金ヶ岳山頂からの眺望
小金ヶ岳山頂にある道標。高山に挑むための慣らしで、多紀アルプス縦走する人も多い

 山頂は南北に細長いこじんまりとした場所。主に北側に眺望が開けており、真下にある山里の川阪集落から、明智光秀の本拠地である福知山方面までダイナミックな眺望が広がっている。

 これから紅葉や雲海の本格シーズンが到来する小金ヶ岳は、変化に富んだコースから絶景がより一層楽しめるだろう。

●小金ヶ岳

・住所:〒669-2701 兵庫県丹波篠山市川阪

URL:http://tooddesign.com/yama/mitakekoganedake/