■紅葉や雲海も楽しめる小金ヶ岳
小金ヶ岳も多紀アルプスの一峰で、標高は725m。御嶽とは大たわ駐車場を挟んで反対側に位置する山で、御嶽同様、大たわ駐車場から1時間前後で登頂可能だ。登り始めは、「フォレストアドベンチャー・丹波ささやま」の中を通過する。
ここでは、フォレストアドベンチャー・丹波ささやまの、木々の間に作られたアスレチックやジップラインなどを楽しんでいる人たちの歓声が聞こえる。登山しながら見学し、遊ぶか遊ばないか決められるのもよい。
小金ヶ岳は、スリル満点の岩場や鎖場が続き、多紀連山や篠山盆地が見渡せる眺望が有名だ。岩場や鎖場は、意外と難易度が低いので初心者でも安心して臨めるだろう。手袋やヘルメットなどの装備があるとより安全だ。
途中、登ってきた尾根から御嶽までもきれいに見渡せるスポットがいくつも現れる。山頂からも見渡せるが、岩場のほうがきれいに見渡せるので、たくさん写真に収めておこう。
山頂は南北に細長いこじんまりとした場所。主に北側に眺望が開けており、真下にある山里の川阪集落から、明智光秀の本拠地である福知山方面までダイナミックな眺望が広がっている。
これから紅葉や雲海の本格シーズンが到来する小金ヶ岳は、変化に富んだコースから絶景がより一層楽しめるだろう。
●小金ヶ岳
・住所:〒669-2701 兵庫県丹波篠山市川阪