■焼いて良し、蒸して良しの万能調理道具
商品名の通り、ホットサンドを作るのに便利なホットサンドメーカー。手に入れた当初はパン党でもないのに無理に使っていたが、いまはもっぱらフライパンとして活用している。
開いたままの状態で野菜や肉を炒めたり、ときには閉じた状態で蒸し焼きにしたり。焚き火の上に放っておいてもある程度は焦げる心配がなく、炎の中にも置いて調理することもできる。
ホットサンドメーカーがあれば、大きめのソーセージが一気に焼ける。多少、潰れてしまうが味は変わらないので、いちいち見た目を気にしないのがキャンプの鉄則だ。串で焼くより、しっかりと中まで熱が通るので、失敗が少ないのもありがたいポイント。
大人数の料理には対応できないが、2、3人程度の量は余裕で焼ける。薄くて嵩張らないので邪魔にならず、気軽に持ち運べるので、私のソロキャンはこれひとつで食事は事足りてしまう。
■お皿代わりにそのまま提供しても絵になる
炎が上がっている状態で網焼きをして、食材の表面だけが焦げてしまい、せっかくの食材が台無しになってしまった経験がある方は少なくないだろう。だからといって、網焼きに最適な熾火になるまで待ってはいられない。そんな時に役立つのがスキレット。
家庭用のフライパンを直火にかけると、熱で表面のコーティングが剥がれたり、持ち手が溶けてしまう恐れがある。焚き火料理には、鋳鉄製のスキレットを使うのがベストだ。
一見ハードルが高く感じるかもしれないが、食材を炒めたり、焼いたり、使い途はフライパンと同じで簡単。お皿に盛らずに、そのまま提供しても絵になり、一流シェフっぽく見えてしまう。
メンテナンスはダッチオーブン同様、少々面倒だが、サイズが小さいので許せる範囲である。