■ハンモック設営時の4つのポイント

 ハンモックは木を利用して設営するため、テントとは勝手が異なる。しかし、4つのポイントを押さえればそれほど設営も難しくないので、ぜひチャレンジしてみよう。なお、ポイントは以下の通り。

 ここではポイントを抑えながら、ハンモックを正しく設営する手順を紹介する。

1. 木の間隔は4〜6m
2. 木に取り付けるバンドの高さは150〜170cmほどに
3. ハンモック本体の左右の高さが同じになるように
4. ハンモック本体がアーチを描くように設営

●手順1. 4〜6mの間隔の木を見つける

 木と木の間にハンモックを設営するのだが、間隔が狭すぎても、広すぎてもだめ。快適にハンモックの中で横になれるよう設営するには、だいたい4〜6mほどの間隔の木と木の間に設営するとよい。

 一般的にハンモックの長さは2.7m〜3.2mほどで、設営するにはそれよりも広い間隔が必要になる。そして、設営後の微調整を考えると、4〜6m程度の間隔は確保しておきたい。

木との間隔は4〜6mくらいがベスト(撮影:山歩ヨウスケ)

●手順2. ハンモックを木に固定する

 設営できそうな間隔の木を見つけたら、「ツリーベルト」を使用し、木にハンモックを接続できるよう準備する。

 細いロープなどだと、ハンモックに乗った時の体の重みでロープが木に食い込み傷つけてしまう。ツリーベルトは木の幹を傷つけないために必ず使用しよう。

幅が2〜3cmの「ツリーベルト」。荷重が分散され、木の幹を傷つけにくい(撮影:山歩ヨウスケ)

 ツリーベルトを取り付ける高さは150〜170cmに設定する。ハンモックはたるみをもたせることで快適に寝ることができるため、低い場所にツリーベルトを取り付けてしまうと地面と干渉するので要注意。