■ハンドルが分離するので焚火の影響を受けない:トランギア「ミニセット」

 最後に紹介するのがトランギア「ミニセット」だ。容量900mlの本体と、直径15cmのフライパンのセットで、ハンドル分離式のクッカー。フライパンがフタになるのはトレック900と同様だが、直径が15cmあるので調理しやすく、本格的な炒め物をすることができる。

直径15cmのフライパン。セラミックと樹脂で表面加工されたノンスティック加工が施されているのでコゲ付きにくいのがありがたい(撮影:山歩ヨウスケ)

 ハンドルが分離式で、火にかけている時には外しておけば熱くなることがないので焚火でも扱いやすいが、力を入れて握っておかないといけないので慣れるまでは長時間持っていると疲れてしまう。

 本体には目盛りがついていないので、計量ができるカップやコップと合わせて使うことで格段に使いやすくなる。

収納した状態。ハンドルがないのですっきりとしている(撮影:山歩ヨウスケ)

 ハンドルが分離式なので、収納時にはクッカーの中に入れておくことで収納しやすい。フライパンにはもう一つ秘密があって、カチッと本体にハマるようになっているため、収納時に外れてしまうことがない。クッカーの中が多少汚れていたとしても抵抗なく、バックパックの中に収納することができる。

 反対に調理中にフタをはめ込んでしまうと、開ける時にこぼれてしまうので気をつけたい。

■あなたにあったクッカーを見つけて「キャンプ飯」を楽しもう

 キャンプでの食事はキャンプでの楽しみの一つだ。ぜひあなたに合ったクッカーを見つけてキャンプ飯を楽しんで欲しい。