■初心者にしてあげて喜ばれたこと3選
●その1. 事前に登山ルート、計画を伝える
筆者が初めて登山初心者の友人を連れて行ったのは、東京都の高尾山。登山ルートが複数あるが、どんな道を歩きたいのかを友人に聞き、登山ルートを一緒に決めた。そして、傾斜がきつい場所や危険箇所などを事前に伝えておいた。
友人は初登山だったが、「登山道のイメージができているので歩きやすい」と楽しそうに歩いてくれた。
●その2. 持ち物や服装のアドバイス
一緒に高尾山に行った友人には、登山前に「持ち物や服装を教えてほしい」と相談されていた。そのため、最低限必要な装備や、登山に適した服装、避けた方がいい服装などを教えた。また、絶対買ってほしいものや、友人の家にあるもので代用できる装備も伝え、筆者が貸せる装備は貸すことにした。
友人は「大変な出費になると思っていたけれど、最低限の買い物で済んで助かった!」と喜んでくれた。
●その3. 温かい食べ物の用意
別の登山初心者の友人と、八ヶ岳近くの飯盛山に登ったときのこと。初秋だったが、山頂では汗が冷え、肌寒いくらいだった。
筆者は山で食べるカップ麺のおいしさを味わってほしくて、「お湯は用意するからカップ麺を持って行こう」と提案していた。もちろん、スープを残せないことも伝えて。山頂で筆者がバーナーでお湯を沸かし、カップ麺にお湯を入れて食べると、友人は「山だとカップ麺がすごくおいしいんだね!」と驚いていた。
この友人と別の山に行ったときには、カルビクッパ風雑炊を作り、こちらも喜んでもらえた。
■登山初心者と山に行くには「気遣い」と「楽しみ」を
山歩きに慣れていない登山初心者にとって、一緒に登ってくれる先輩の存在は心強く、山での楽しみを教わるのもうれしいもの。
これから初心者と山に行く方はこの記事を参考に、初心者を気遣いながら一緒に山に登りつつ、ぜひ山の楽しみを伝えてほしい。