■「和琴温泉露天風呂」キャンパーたちと一緒に入浴

キャンパーたちも利用する「和琴温泉露天風呂」(撮影:分銅英雅)

 屈斜路湖に突き出した和琴半島の付け根にある露天風呂。地元の人はもちろん、近くにあるキャンプ場(和琴野営場と和琴湖畔キャンプフィールド)利用者にも親しまれている。

 泉質は単純泉で、湯温は約40℃。周りに人が大勢いたので、水着で入浴した。湯は適温であったが、奥まっているうえに昼間は人が大勢いるので、絶景の中での入浴とはいえなかった。

昼間は人がたくさんいる「和琴温泉露天風呂」(撮影:分銅英雅)

●【基本情報】

住所:北海道川上郡弟子屈町屈斜路 湖畔和琴
電話:015-484-2835(自然情報は和琴フィールドハウス・4月下旬~10月末)

URL:https://www.masyuko.or.jp/enjoy/accommodation/footbath/wakotoonsen

駐車場:和琴半島 公共駐車場(無料)

■「瀬石(セセキ)温泉」知床の海を眺めながら入浴

海岸にあるワイルドな「瀬石(セセキ)温泉」(撮影:分銅英雅)

 知床半島の羅臼海岸にある秘湯露天風呂。名称の「セセキ」とは、アイヌ語の「熱い」に由来し、満潮時に水没し、干潮時は熱すぎるというワイルドな温泉だ。

 泉質はナトリウム−塩化物泉で、湯温は71℃で相当熱い。注意しよう。道路から丸見えなので、水着で入浴した。北の海を眺めながらの入浴は最高だ。

 露天風呂の前にある「番屋に声をかけてから」というルールがあるので厳守。番屋は、道路沿いの「瀬石温泉」という看板の左側に降りていくとあるので、すぐにわかるはずだ。

水没間近の「瀬石(セセキ)温泉」の様子(撮影:分銅英雅)

●【基本情報】

住所:北海道目梨郡羅臼町瀬石
電話: 0153-87-2126(羅臼町役場産業創生課)

URL:https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/26

駐車場:瀬石パーキング(無料)

■「相泊温泉(あいどまり)」世界遺産の地「知床」で入浴

知床半島の車で行ける北限集落にある「相泊温泉」(撮影:分銅英雅)

 知床半島、羅臼側の道の終点集落にある絶景露天風呂。知床の北限にある温泉で、世界自然遺産の地で入る温泉とはなんともぜいたくだ。ブルーシートが被せられた簡易な小屋が目印だ。

ブルーシートが目印(撮影:分銅英雅)

 泉質はナトリウム−塩化物泉で、湯温は75℃。ここは海とは消波ブロックで分けられており、残念ながら自然との一体感はあまり感じられなかった。ただ北の最果て知床で一人で入浴していると、ヒグマが出てくるのではと心配で、別の意味で自然を感じた。

●【【基本情報】

住所:北海道目梨郡羅臼町相泊
電話:0153-87-2126(羅臼町役場産業創生課)

URL:https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/27

駐車場:「相泊温泉」の立て看板のあるトイレ横のスペース(無料)

■北海道の絶景露天風呂に浸かって大自然を満喫!

 北海道の絶景露天風呂はいかがだったろうか?  北海道には地熱で温められた温泉が湧き出ている秘湯が意外と多い。そんな秘湯の露天風呂で北海道の大自然に囲まれての入浴は、最高のぜいたく。しかも無料で、ほぼ歩かずに行けるのがうれしい。

 北海道観光のついでにちょっと寄るだけで、ワイルドに旅に彩りを加えてくれる。ぜひ旅行プランの参考にしていただき、北海道旅行をより豊かなものにしてみては。