■「吹上露天の湯」有名観光地のすぐ近くで入浴

傾斜地にある「吹上露天の湯」(撮影:分銅英雅)

 有名な「白金青い池」や「十勝岳望岳台」にほど近い、緑に囲まれた露天風呂。TVドラマ『北の国から』で、宮沢りえが入浴したことで知られる。温泉は傾斜地にあり、周囲の風景が美しい。

 泉質は硫酸塩・塩化物温泉で、成分が濃いため皮膚が弱い人は注意が必要。湯舟は2段になっており、上の段は混みあっていたので、下の段の隅の方に入浴。自然の樹木の中での入浴は最高!  入浴後とくに真水で肌を洗わなかったが、筆者の肌には変化はなかった。

駐車場から100m歩くと見えてくる「吹上露天の湯」(撮影:分銅英雅)

 駐車場から大自然の林の中を約100m(徒歩1分程度)歩いて向かう。脱衣所がないので、衣服をまとめられるバッグか袋を持っていくことをおすすめする。

●【基本情報】

住所:北海道空知郡上富良野町吹上温泉
電話:0167-45-4126(上富良野町吹上温泉白銀荘)

URL:https://www.kamifurano.jp/archives/facility_item/582/

駐車場:吹上温泉駐車スペース

■「水無海浜温泉」海との境界を感じずに入浴

干潮時だけ姿を現すユニークな「水無海浜温泉」(撮影:分銅英雅)

 函館市にある海と一体化した、押し寄せる波と岩の絶景を楽しみながら入浴できる露天風呂。恵山火山からの温泉が湧き出した海岸にあり、満ち潮の時にはその姿は見えなくなる変わった露天風呂だ。

 泉質はナトリウム-塩化物泉で、源泉温度は40〜65℃と高いが、海水と混じりあっているからか温く感じた。筆者の入浴が満ち潮になるタイミングと重なっていたため、だんだん潮が満ち温泉が水没する変化を体感できてラッキーだった。

海との境界を感じない「水無海浜温泉」(撮影:分銅英雅)

 なお、訪れる際は入浴できる干潮のタイミングを事前に調べよう。利用者が多いので、水着着用が基本となる。

●【基本情報】

住所:北海道函館市恵山岬町
電話:0138-86-2111(函館市椴法華支所 産業建設課)

URL:https://www.hakobura.jp/spots/432

駐車場:水無海浜温泉 駐車場(無料)