■木道歩きのあとは森林の中を散策
木道が終わり、山道を少し歩くと、冷水が湧き出す池と祓川神社がある。左に行くと鳥海山の矢島登山口、右に行くと散策路だ。
祓川神社を過ぎてからは木々の間の細い道を進む。ところどころ木のトンネルになっており、子どもはもちろん大人もワクワクするような道だ。子どもと一緒に色づき始めた葉を探し、楽しみながらゆっくり歩いた。
しばらく歩くと道は上り坂に。ときどき足を止めて振り返ると、木々の間から鳥海山が見える。坂を上りきると視界が開け、鳥海山がきれいに見える場所に出た。ベンチがあったので、鳥海山を眺めながらおやつタイム。
休憩後は開けた道を進む。途中、祓川展望台へ向かう分岐があるが、今回は娘のトイレ事情によりスルー。日本海まで見渡せるすばらしい景色が広がっているようなので、いつかリベンジしたい。
散策路を抜けると祓川ヒュッテに戻った。ヒュッテの玄関前には水道があり、靴などの汚れを落とせるのもありがたい。
■竜ヶ原湿原の散策で秋を先取り
竜ヶ原湿原の紅葉のピークは9月下旬~10月中旬。なお、11月~翌年の4月頃までは竜ヶ原湿原へ向かう道が冬季通行止めになる。10月下旬や5月上旬も道路状況によっては通行止めになっていることがあるので注意しよう。
お手軽な散策コースとはいえ、散策路は舗装されていない登山道。ぬかるみや藪もあるので、登山靴やスニーカーを履き、動きやすく汚れてもよい服装で楽しもう。紅葉シーズンは日によって寒い日もあるので、羽織るものも必要だ。
鳥海山登山口のメインである鉾立(ほこたて)と比較するとかなり人も少なく、穴場感も楽しめる竜ヶ原湿原。この秋のドライブやお手軽な散策にいかがだろうか。
●竜ヶ原湿原
・住所 秋田県由利本荘市矢島町荒沢
・URL https://www.city.yurihonjo.lg.jp/shisetsu/1002012/1002013/1002042/1003950.html