■いつもなにかある。今年は台風からスタートとなった2年目です
台風2号の数日後から始まったネット予約。日付が変わる深夜0時から開始したにも関わらず、みなさん予約をしてくださいました。登山道はまだどうなるかわからない状況でした。
ひとまず、ヘリでの荷上げを7月7日に変更し、今シーズンの営業方法を検討することにしたのですが、なんせ不透明なことばかりだったので「決めよう!」と意気込んでもなにも決まらないまま、1日が終わってしまうのです。これには困った……。
連休前の7月15日に登山道の再開通を目指していたのですが、まだ梅雨時で状況がどうなるか読めない。高巻きのための道も、どんな道になるかわからないとのこと。この台風2号で、飯田市内は100か所以上にも及ぶ土砂崩れがあり、人的被害はなかったが大変な状況だった。芝沢ゲートから先は人の住んでいないエリアになるため、当たり前だが現場調査も後回しになる。そりゃそうだよね。まだ梅雨時で地盤も緩い。もちろん安全が第一だ。
さて、どうしたものか。
■ひとつ決めてみると、いろいろ決まります。
ヘリの荷上げはもうすぐ間近に迫っていて、宿泊予約も開始してしまった。今年はどうなってしまうのだろうか。こればかりは自然のことだから、受け入れるしかないのだけれど。焦っても仕方がないと思いつつ、状況を整理してみても、なるようになるとどっしり構えてもいられない。
わたしもまだわからないことが多いなか、お客さんからの問い合わせをたくさんいただき、答えられないもどかしさ。じっと待つにも、やっぱり焦ってしまう。そこで、このわからない状況から一歩先へと進むには、「山小屋としてなにか決めてしまうしかない!」と思い立った。
状況次第では営業開始期間も変更しなければいけないけれど、それはその時に考えよう。今シーズンはどんな方法で営業するのがよいか、まずは決めてしまおうじゃないか。