■整備された登山道! でも実は過酷な理由とは
平標山は東京から自家用車でも新幹線でもアクセス可能で、日帰りで登れる山として人気です。登山道はよく整備されていて、ほとんどが木道の階段で登りづらそうなところにはハシゴもかかっていました。階段は登りやすい反面、歩幅が自由に取れないため、結構疲れることがあります。駐車場から山頂までの高低差は1,016m。いくら整備が行き届いているといっても、足に疲労が溜まりやすく体力が必要です。
登ったからには下る必要があります。山頂から整備された木道がずっと続くのです。平標山ノ家の赤い屋根が見える景色は、疲れはじめた気持ちを解かしてくれるようでした。左側には赤城山の眺めも。高低差1,000m分に加えて下りのほとんどが木道であったため、スノーボードで酷使した私の膝と股関節にはかなりきついです。適宜、休憩をとってストレッチを行い、なんとか下山したのでした。写真を撮りたいから手を空けたくて、トレッキングポールなしで登りましたが、とても後悔しました。
平標山は新潟県と群馬県の県境に位置し、谷川連峰の西端にあります。雲のぶつかる場所であり、天候の急激な変化にも注意が必要です。登山した日は標高1,900m付近が雲に覆われており、谷川連峰の峰々を眺めることは残念ながら叶いませんでした。晴れの日を狙っているのですが、なかなか全貌を見せてもらえない印象が私にはあります。
■登山後はお待ちかねのご褒美タイム!
「もう歩きたくない」と駐車場まで戻ると、田代スキー場近くのロッジのフードトラックがベースに。疲れた体が冷たくて甘いものを欲しています。爽やかなブルーのクリームソーダは疲労困憊の心と体に染みて、生き返りました。
駐車料金(税込600円)を払うときに、スタッフさんから周辺の温泉の割引チケットをいただきました。ありがたいですね。群馬方面でも新潟方面でも日帰り温泉があるので、帰り道に合わせて選ぶことができますよ。登山で酷使した体を温泉で癒してから家に帰ると、筋肉痛も疲れも軽減しますよね。登山と温泉や食事などのご褒美はセットで楽しみたいものです。
夏の登山やお出かけの参考、夏の思い出作りのお手伝いができれば幸いです。