北信エリアに位置する斑尾高原は、初夏から秋にかけてはアクティビティやキャンプが体験できるレジャー施設として賑わっている。冬は雪に包まれていたゲレンデが、夏には広々とした草原となり、緑がまばゆいフィールドで多彩な高原レジャーを体験できる。
標高1,000mに広がる高原は、夏も清涼で避暑にもぴったり。ホテルやキャンプ場に滞在できるので、ここを拠点に周辺観光に繰り出してみるのもおすすめだ。そこで、斑尾高原の施設とともに、北信エリアと妙高エリアで楽しめる観光情報をたっぷり紹介していこう。
■斑尾高原のイチ押しアクティビィティ「ジップラインアドベンチャー」
斑尾高原にあるジップラインのコースは、なんと11本。1つのジップラインを楽しんで終わりではなく、ガイドの案内ともに複数人の参加者とチームとなってフィールド内のジップラインをめぐるツアーになっている。その名も「ジップラインアドベンチャー斑尾高原」。2時間かけて6本のジップコースをめぐるというものだ。
まずは、ハーネスの装着やロープに掛けるカラビナの使い方のレクチャーを受け、やさしいコースでスタート方法や着地の仕方を練習。ジップラインを渡りきったら、先に到着したチームメンバーがカラビナを外す作業を手伝い、転んだら起こしてあげるなど、みんなでサポートしながらコースをめぐるというのが特徴だ。
■チームメイトとの絆が深まっていくのが楽しい
スタート時にみんなで「3、2、1、ゴ~!」と掛け声をかけたり、滑空中に両手を離すなどポージングが決まったら「カッコイイ~!」なんて歓喜したり、ときには励ましあったりと、ジップコースをめぐるうちにチームの連帯感が深まってどんどん楽しくなっていく。
また、それぞれのジップコースには距離や高低差、最高地点の高さが表示されている。高低差が大きいとスピードが速くなるというので、こういった数値を確認すると、「このコースは距離は短いけれど、高低差があるからスピードが出るな」なんて推測できるようになってくる。そんなアドバイスをチームメイトであれこれ相談しながらツアーをめぐるので、まさに冒険をしている気分になれるのだ。
■開放的なフィールドで楽しむゴルフも爽快
大人はもちろん、子どもでも楽しめる「パターゴルフ」は18ホールを完備。コースは草を刈ったきれいな芝生になっているが、周囲には色とりどりな花が咲き、まるで花畑でゴルフをしているような気分になる。自然に癒されながら、のんびりホールをめぐることができる。
また、パターゴルフのほかに9ホールのショートコースもあり、カジュアルなリゾート着で気楽にゴルフができる。斑尾山に向かっての思いきりショットを打つ爽快感も格別だ。グラフのレンタルもあるので、手軽にトライできるのもうれしい。
■屋外レジャーのランチスポット「カフェシエル」
屋外レジャーを楽しむ合間に休憩するなら、斑尾高原ホテルに隣接する「カフェシエル」がおすすめ。ウッドデッキのオープンテラスを備え、テーブルにはパラソルが用意されているので日差しを避けてくつろげる。
おすすめはオーブンで焼き上げた熱々で提供される「ミックスピザ」。厚みのあるオリジナルの生地に、サラミやコーン、ピーマンなどがトッピングされ、チーズもたっぷり。ほかにも、「ナンカレー」や「冷やし担々麺」などのメニューがある。冷たいドリンクや、バニラやブルーベリーのソフトクリーム、フローズンマンゴーなどのスイーツも豊富なので、遊んだあとのクールダウンにぴったりだ。
■高原のシンボル「斑尾高原ホテル」
リゾートの拠点となるのが「斑尾高原ホテル」。50年以上の歴史がある落ち着きある宿泊施設で、和洋室、洋室、スイートの客室を用意している。夕食や朝食はビュッフェスタイルで楽しめ、品数豊富な料理には地元の食材を積極的に使用している。メニューのなかは、長野県北信州エリアの味覚だけではなく、隣り合う新潟県妙高エリアの郷土料理も取り入れられており、両県にまたがる斑尾高原らしさが感じられる。
また、ホテルは自家天然温泉を完備。すべすべした感触の湯は肌触りがやわらかく、内湯と露天風呂でゆっくりくつろげる。サウナもあるので、遊び疲れた体をリフレッシュするのに最適。
より自然の中で過ごしたいという人は、フィールド内に用意された「斑尾高原キャンピングパーク」に滞在がおすすめだ。そして、これらの宿泊施設を拠点に、北信エリアや妙高エリアの観光スポットへと足を延ばしてみよう。