日本屈指の温泉地である熱海は、都心から新幹線で1時間かからずアクセスでき、気軽に行ける観光地。海と山に面し、温暖な気候で1年を通して観光できるのが魅力の場所である。
テレビ番組でも取り上げられることの多い熱海は、日本で2番目に大きい巨木を祀るパワースポットである來宮神社(きのみやじんじゃ)や、バラと熱海城、相模湾の絶景が楽しめるACAO FOREST、文豪が愛した歴史ある建築物「起雲閣(きうんかく)」など、女子旅にぴったりなフォトジェニックな観光スポットが満載だ。
今回は夏の女子旅で行きたい、熱海のおすすめ観光地の魅力を紹介しよう。
■日本屈指のパワースポット、來宮神社
JR東海道線熱海駅から徒歩約20分、JR伊東線来宮駅から徒歩約5分の場所にある來宮神社は、日本2位の巨樹認定を受けた樹齢2000年超えの大楠を御神木として祀る神社だ。
平安時代より来福・縁起の神として熱海郷の地主の神として信仰されており、入り口では立派な大鳥居が出迎えてくれる。そんな來宮神社には、地元民や旅人を守護するよう神託を告げられていることから、古くより多くの旅行者が参拝している。
本殿近くには季節によるが、落ち葉で「猪目(いのめ)」というハートを逆さにした形に整えられていることがある。古来より魔除けの意味があるとされ、日本建築に多くこの模様が施されているとのこと。見つけたら、ぜひ写真に収めておこう。
來宮神社の御神木である大楠は幹周りが24mもあり、荘厳な雰囲気の中、堂々と境内に鎮座している。本殿から大楠を見にいくには「楠への小路」を歩いていく。この小路は木や竹が多く植えられており、草木のトンネルで緑に包まれた空間は御伽噺の世界を感じることができるのだ。
この小路を抜けると御神木の大楠が現れる。突如緑に包まれたトンネルから大楠が姿を現すので、驚くとともに大楠の荘厳さに自然と手を合わせたくなる。大楠は、「幹を1周すると寿命が1年延命する」「願い事をしながら幹を1周すると叶う」という伝説があるため、多くの人が幹の周りを歩いている。
古くより熱海に根付いて、地元のみならず旅行者をも守護してきた來宮神社。境内にはオープンカフェ「茶寮 報鼓(ほうこ)」もあるので幻想的な雰囲気の境内でゆっくり過ごすことができる。日本屈指のパワースポットでもあり、見どころがたくさんある來宮神社は、フォトジェニックな空間も多いので、熱海旅行の際にはぜひ立ち寄って欲しい。
・來宮神社
住所:静岡県熱海市西山町43−1
開頭時間:9時〜17時