自宅周辺に目を向けると意外と近場に有な山があったりする。さらにロープウェイなどを使えば山登りが比較的容易に。そこで、百名山の中から索道施設が整う山をピックアップした。
日帰りで行けてあまり大変ではない、でも夏山の醍醐味を感じられる登山がしたい。そんな願いを叶えるのが、全国にある日本百名山にロープウェイやゴンドラ、リフトなど、いわゆる索道を使う山登りだ。
冬にスキー場で活躍する索道は夏の時期、観光営業している施設も多い。それを使えば標高をグッと上げられるのだ。
ここでは無雪期シーズンに索道を使うことで通常の登山道よりも距離が縮められる場所を集めた。この夏は地元近くの有名な山々へ出かけてみよう。
■青森県 八甲田山[はっこうださん] 1,584m
なだらかな山容が特徴的な山。山腹には湿原が広がっており、山頂を眺めるのにちょうど良い。環境保護のため、木道がしかれているので歩きやすいのもポイント。登山口にある全国的にも有名な酸ヶ湯温泉には、帰りにぜひ立ち寄りたい。
▶八甲田ロープウェー
標高:約660m-約1,300m、乗車時間:約10分
http://www.hakkoda-ropeway.jp/
■山形県 月山[がっさん] 1,984m
山形県の真ん中にある、県を代表する山。信仰の山として親しまれ、羽黒山、湯殿山と共に出羽三山を成す。標高は高くないが、緯度が高いため、山上は森林限界に。庄内平野、鳥海山、飯豊連峰を見渡せる雄大な景色が広がる。
▶月山ペアリフト
標高:約1,240m-約1,520m、乗車時間:約15分
■宮城県・山形県 蔵王山[ざおうさん] 1,841m
山形県と宮城県にまたがる蔵王山は連峰の名前で、主峰は標高1,841mの熊野岳だ。見どころは山上にあるお釜。噴火で生まれた窪地に湧き水や雨、雪解け水が溜まって現在の姿になった。気象条件により湖水の色が変化する。
▶蔵王ロープウェイ
標高:855mー1,661m、乗車時間:約17分