■意外と見かける? 隠れて用を足すキャンパー

堂々とする方は少ないだろうが、隠れていても意外とわかる(注:あくまでも再現されたイメージです)(撮影:ソラ)

 「トイレが遠いから」「トイレに行くのが面倒くさいから」といって、隠れて用を足すキャンパーはどうだろう。

 隠れて用を足している方を見かけてしまった経験がある筆者だが、けっして気分のいいものではなかった。なによりも、風向きが原因でアンモニア臭が漂ってきたのが最悪だ。食事中ではなかったのが、不幸中の幸いだった。

 本人は目立たない様にしているつもりだろうが、よっぽど茂みの奥にでも行かない限り、意外とわかってしまうものだ。

 また、成人男性だけではなく、子どもに隠れて用を足すことを促してしまう親も……。キャンパー皆が隠れて用を足しだしたら、アンモニア臭が染みついた汚いキャンプ場になってしまうことだろう。

 綺麗なキャンプ場を堪能するためにも、隠れて用を足すのは控えて、きちんとトイレを使用しよう。

■許可なしに他人の物を……

私生活に限らず、キャンプでもプライバシーを尊重しよう(注:あくまでも再現されたイメージです)(撮影:ソラ)

 キャンプギア、テント、車など、こだわりがあるキャンパーは少なくない。そのため、他キャンパーがどんなキャンプライフを送っているのか気になる方は多いだろう。

 しかし、だからといって許可なしに他人の「テント内をのぞく」「キャンプギアに触る」「車に近づき観察する」などといった行為は明らかにマナーに反する行為だろう。

 一声かけて、持ち主から許可をとってからならまだしも、知らない方が私物を物色していたら、最悪の場合、通報ものだ。

 見知らぬ人が車を間近で観察したり、中をのぞいていた、などの実経験が多数ある筆者だが、せめて一声かけてくれれば、ここまで怖い思いをせずにすむのに……と思うことも。

 私生活でもプライバシーは大事だが、開放的なキャンプでもプライバシーは存在する。他キャンパーへの気づかいを心がけよう。

■本当に大丈夫? キャンプ中の音

気になる騒音トラブル、どこまでがOK? (撮影:ソラ)

 常識になりつつある大音量NGだが、そのOKラインからNGラインまでの範囲を悩む方は多いのでは? 特にスピーカー使用を禁止しているキャンプ場は多くないため、判断が難しいこともあるだろう。

 キャンプ中に音楽を楽しむ方は多いが、サブウーファーなどの大型スピーカーをガンガン流すのは完全にマナーに反する行為だ。あくまでも、自身のサイトにしか響かない程度の音量を心がけるべき。

 また、深夜の車のドアの開け閉め、早朝のテントサイトからの撤収作業などは、意外とうるさいもの。他キャンパーに気づかい、なるべく静かに行動するのはもちろん、真夜中にドアの開閉音や片付けの音を響かせるのは避けよう!

■マナーを心がけて、楽しいキャンプライフを

 玄人キャンパーの方なら「こんなのは当たり前」と思ったのでは? しかし、言われてみれば当たり前のことでも、間違いを犯してしまう場合がある。

 マナー意識を心がけることで、他キャンパーと自身を含めた全員が楽しいキャンプライフを送れること間違いなし!

 「意味が分かると怖い写真」から見る解説を参考に、キャンプ場でのマナーを心がけていただければ幸いだ。