■現れた島への道

島への道が現れた知林ヶ島(撮影:山下直人)

 再度、出現時間に「指宿エコキャンプ場」へ。

 海のど真ん中に、本当に道が出来ていた!さきほどまで海の中だったせいか、表面の色は砂浜の色よりも濃く、湿り気があった。これが「ちりりんロード」だ。

■島へ渡る

さきほどまで海の底だった道を歩いて島へ向かう(撮影:山下直人)

 先ほどまで海の底だった場所を歩く。左右は海だ。

 モーゼもこんな景色を見たのだろうか?

 足元を見ると貝殻がたくさんあった。先程まで海中だったためだろう。浜辺では見ることが少ない、割れていない完全な状態の貝殻が多い。娘の夏休みの貝殻採集は、ここにしよう。

 道は湿っていて浜辺の砂よりは多少歩きやすい。

 島へは30分程で到着した。一緒に行った小学校3年生の娘と、のんびり歩いて30分なので、大人だともう少し早く着くかもしれない。ちなみに、島への道「ちりりんロード」の長さは800mだ。

■島を一周する

島の砂浜から階段を登ると、すぐに展望台が見えてくる(撮影:山下直人)
展望台から渡ってきた道が見下ろせる(撮影:山下直人)

 島の到着口から少し歩くと、高台へ登る階段があった。登ってすぐの場所に展望所があり、渡ってきた道を確認することができる。本当に海を割って道が出現しているのがわかる。

 展望台からスタートし、島を一周することにした。島を一周する道は、大部分が舗装してあり、歩きやすかった。ただ、思った以上にアップダウンがあり、息が切れる。登山ポールを持ってきたら楽だったかもしれない。