■燻製の作り方

①バーナーやガスコンロなどで、スモークウッドの片面を煙が立つまで加熱し、缶ストーブにスモークウッドをセットする。

缶ストーブにスモークウッドをセット(撮影:nagapag)
食材を入れたスモーカーをセット(撮影:nagapag)

②ストーブの上に食材を入れたスモーカーを置いてフタをする。煙が出ているか確認し、食材が色づいたら完成だ。

燻製のできあがり(撮影:nagapag)

燻製料理にかかった時間は90分~100分程度だった。目安で。

■コンビニ食材で作った燻製、実食!

●サラダチキン

 やわらかくうまみが凝縮され、やわらかジャーキーのような食感に。サラダに混ぜたりアレンジもききそうである。

旨味が凝縮されてアレンジがしやすいスモークサラダチキン(撮影:nagapag)

●はんぺん

 なぜか酸味が加わった味わいになった。もとの味が淡泊だからなのか、スモークウッドを変えることでいろいろな味わいが楽しめるのかもしれない。

淡泊なのでスモークウッドで変化が楽しめそうなはんぺん(撮影:nagapag)

●豆腐バー

 豆腐バーは燻製後もそのままでは味わいを感じなかった。しかし、お刺身風に食べると、燻製の香りがわさび醤油とよく合い立派な一皿になった。

そのままでは味気ない豆腐バー(撮影:nagapag)

お刺身にすれば一品料理に大変身する豆腐バー(撮影:nagapag)

●カステラ

 変化球のスイーツ。カステラにスモーキーな香りがついておいしいのでは? と思ったがこれはNG。こげたカステラのような味になってしまった。

スイーツは燻製には向いていないようだ(撮影:nagapag)

●シュウマイ

 シュウマイは食べる前に温めてから試食。燻製により皮に芳醇な香りがつき、肉まんのような味わいに変身。本格的な点心を食べている気分になれる。

本格点心にグレードアップしたシュウマイ(撮影:nagapag)

●ミックスナッツ&くきわかめ

 カシューナッツとクルミはほどよく香りがついてたが、アーモンドはもともとの香りが強すぎるせいかあまり変化はなかった。

 最も意外だったのが、くきわかめ。強い香りと酸味が、燻製の香りに包まれて和らいでいた。後味に梅のほのかな余韻だけが残り、高級感あふれる味わいに。お茶請けに合いそうだ。

スナックのようでクセになるミックスナッツ&奥ゆかしい香りで後ひくくきわかめ(撮影:nagapag)

■燻製で意外なおいしさを発見

 今回、コンビニで手に入る食材で燻製料理を作ってみたが、燻製をするだけで、まったく別の味わいになったことに驚いた。いろいろな食材でどんな燻製料理ができるのか、実験感覚で楽しんでみてほしい。