【6月から見ごろ】東北「花の絶景」名山5座！ハクサンイチゲの花畑、チングルマ群生に固有種「ミチノクコザクラ」も！｜登山｜ニュース

　東北の山では、夏季の6～8月にかけて、高山植物が一面に咲き乱れる「お花見登山」のベストシーズンを迎える。お花は雪解けを待っていたかのように一斉に咲き、見事なお花畑の光景をつくり出す。以下では、お花見登山のおすすめの東北の山を5つ紹介する。

■岩木山（青森県）-ミチノクコザクラ

　岩木山（いわきさん）は、青森県最高峰の山だ。岩木山では「ミチノクコザクラ」が有名で、夏季には紫色の可愛らしい花をつける。ミチノクコザクラは岩木山に咲く固有種の高山植物で、8～9合目付近の「大沢」のあたりで見られる。お花畑になっている場所はロープが張られているので、マナーを守って鑑賞しよう。
　

●岩木山（いわきさん）

場所：青森県弘前市、西津軽郡鰺ヶ沢町
標高：1,625ｍ
おすすめ登山コース：百沢コース
歩行時間：約5時間（片道）
難易度：中～上級者向け
ミチノクコザクラの開花時期：6月～8月

▼岩木山の登山情報はこちらから
岩木山観光協会

▼岩木山のお花情報はこちらから
散策・見所　│　津軽岩木スカイライン

■焼石岳（岩手県）-ハクサンイチゲ

　東北有数の「お花の山」として知られる焼石岳（やけいしだけ）。標高1,600ｍに満たない山ながらも高山植物が豊富で、多種多様の高山植物が見られるのが特徴だ。なかでも、6月中旬から下旬にかけてハクサンイチゲが一面に咲き、山肌がお花に埋もれるほど、見事なお花畑が楽しめる。また、夏季には季節に応じた高山植物たちが華やかに咲くので、訪れる時期によって異なる花畑の楽しみが味わえるだろう。