■渡良瀬川を渡り、4県目へと突入!
渡良瀬遊水地から、さらに東へ。彼方に見える山影は、筑波山だろう。そう、この地域は茨城県も間近なのだ。渡良瀬川にかかる、その名も「三国橋」を渡っていく。その中ほどに、埼玉と茨城の県境がある。3県境に加えて茨城までもが入り混じる、北関東カオス地帯なのであった。
橋を渡ると、そこは茨城県の古河市だ。日光奥州街道の宿場町として栄えた歴史があり、歴史的な建造物を利用した美術館なども並ぶ。フナの甘露煮が名産のようだが、近頃はカレー麺を売り出しているそうだ。唐辛子の取扱高が日本一だという企業、黒岩食品が市内にあることに想を得たようで、カレーうどんにカレーそば、ラーメンにパスタなど各店舗が独自のメニューを出している。
どの自治体もあれこれと町おこしを考えるもんだ…… と感心しつつ、古河駅から帰路へと着いた。半日で4県を巡る小旅行だった。