■越前市名物「ボルガライス」

 下山後は越前市名物の「ボルガライス」を味わおう。「ボルガライス」とは、オムライスの上にカツをのせ、さらに各店こだわりのソースをかけたご当地グルメ。

 市内の約20の飲食店で提供され、オムライスの中身がチャーハンやピラフとさまざまで、「鍋ボルガライス」や「釜めしボルガライス」を出すところもある。

リスボン・エイトのボルガライス大盛り(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 筆者のお気に入りは、昭和レトロなレストラン「リスボン・エイト」。卵がトロトロのオムライスにカツをのせ、ドミグラスソースをかけた定番のボルガライスだ。大盛りにするとかなりのボリュームで、心もお腹もリッチになれる。(ボルガライスは普通で1000円(2023年4月時点)、大盛りについてはお店で要確認)

■たくさんの猫が集う「御誕生寺」

 北陸道・武生ICから車で約5分の所に、猫寺で有名な「御誕生寺」がある。いつも全国から訪れる猫好きの人たちで賑わっている。

猫と猫好きが集う御誕生寺(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 猫寺となったのは、捨て猫たちを保護したのが始まりと言われている。アトラクションや土産物屋などがあるわけではなく、ただただ敷地内で猫たちが戯れているだけ。それなのに、いつまでもここにいたいと思うような温かい空気が流れている。

 猫たちの慰霊法要や、新しい飼い主を引き合わせる「お見合い」なども行っており、このお寺の大仏様には猫が2匹乗っている通り、猫に寄り添ったお寺なのだ。

大仏様には猫が2匹乗っている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■150年の歴史がある、校庭の一本桜

味真野小学校の校庭の真ん中の桜(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 刃物・和紙・漆器など、ものづくりが盛んなエリアが、越前市・鯖江(さばえ)市の東側に広がる。この地区にある味真野(あじまの)小学校の校庭の真ん中に、大きな一本の桜がある。

 種類はエドヒガンで、明治時代にこの小学校が開校したのを記念して植樹されたらしい。この桜の木が子どもたちの成長をずっと見続けてきたのかと思うと、感慨深い。3月下旬から4月上旬の開花時期にはライトアップもされる。なお、平日の授業が行われる時間は立ち入り不可なので注意したい。

 2024年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸予定で、今年3月には新幹線の駅予定地の隣に「道の駅  越前たけふ」がオープンし、これからさらに賑わいを見せる越前市。ぜひアウトドア、グルメ、名所を満喫してみてはどうだろうか。

●鬼ヶ岳

・住所:〒915-0885 福井県越前市大虫町

●越前市みどりと自然の村

・住所:福井県越前市安養寺町5−3
・電話:0778-28-1119

・ホームページURL https://www.city.echizen.lg.jp/office/090/040/sisetu/midoritosizennomura.html

●リスボン・エイト

・住所:福井県越前市中央2丁目6-13
・電話:0778-22-1166

●御誕生寺

・住所:福井県越前市庄田町32-1-1
・電話:0778-43-6081

・ホームページURL https://www.facebook.com/gotanjouji/

●越前市味真野小学校

・住所:福井県越前市池泉町9-1
・電話:0778-27-1926(味真野自治振興会)

・ホームページURL https://www.echizen-tourism.jp/story/detail/17(越前市観光協会)